アプローチから見た玄関
欄間をなくし、天井まである背の高いドアに変更。部分的なリフォームの場合は、デザインや色調が家全体とマッチすることも重要。
既存のタイル壁や照明と合うように、慎重にドアや床の素材、色、デザインを選びました。
家の中から見た玄関
ドアの左右と側面は素通しの防犯ガラスに。以前もガラスでしたが網入りだったため、
こちらのガラスに換えて、より一層、玄関の中が明るくなりました。ペアガラスなので断熱性にも優れています。
大型のシューズボックス
たくさんお持ちの靴をすべて収納したいとのご要望で、腰高のショーズボックスを、こちらのコの字型の
大型シューズボックスに取り替えました。収容量が倍以上になり、すっきり片付きました。色は既存のタイル壁に合わせて白に。
シューズボックス下の間接照明
容量は確保したいものの、シューズボックスの下部には空間を設けるのがお勧め。視覚的に床が広く見えますし、
普段履きの靴をちょっと隠すのにも便利。そして足下をほのかに照らしてくれる間接照明は、外から見たとき微かにもれる光がとても素敵なんです。
シューズボックスの中
シューズボックスの中はこんな感じです。傘もたくさんお持ちとのことで、少し手を加えて傘掛けの部分を造りました。
手前と奥に2本のバーを段違いで取り付けて、下に水受けのトレイを置いています。これで20本以上、収納可能です。
磁器タイルの床
床は丈夫で手入れもしやすい磁器タイルに。以前は小さなタイルが敷き詰められていましたが、石のような表情の大きなタイルにしたことで高級感が増しました。
玄関の内側と外側に同じタイルを敷き詰めたことで、視覚的にも広がりが感じられます。
リフォーム前の課題
欄間付で扉自体も小さく、内開き仕様だった。
網入りガラスで視認性も悪く、防犯上も心配だった。
既存の大きさの収納では、全ての靴を収納できなかった。
ここを学べ!
素材、部材は日進月歩。例えば、防犯ガラスも一昔前は網入りだったが、今は透明で防犯性の高いものがある。以前あきらめたデザインも新しい部材なら実現可能かも。