以前お住まいの部屋も中古マンションを思い通りにリフォームしていたというKさん。大満足の住まいでしたが、
結婚し子どもができたことで広い部屋へ引っ越すことに。物件は東南側のL字型ベランダ全長12mが川に面しており、
これを生かしてベランダに沿うLDKを生活の中心にと考えました。
リビング
キッチン横のテレビがあるスペースは、普段はソファに座って家族団らんのリビングですが、
お客様が来たときはテーブルをしつらえてパーティ用ダイニングに変身させます。
床
床はブナの無垢板。足の裏に触れる感触がとてもやわらかく、やさしい色が部屋の雰囲気を
和やかにしてくれます。天然の油から作った自然塗料をしみこませているのでお手入れも簡単です。
キッチン
生活の中心はキッチンと考え、料理をするために立った場所から、この部屋いちばんの川面の風景が眺められるようにしました。
アイランド型キッチンで、ご主人は向かいに座って会話を楽しむのがいつもの過ごし方。食事もこのカウンターで。
ベッドルーム
東側の壁の幅いっぱい天井際に細長く取り付けた窓から、リビング空間を通り越して外の光が差し込みます。
朝、川面のきらめきが天井に映り、それが目覚まし代わりになるのだとか。開閉式なので気持ちのいい風も通ります。
浴室
白にブルーでデザインした壁のタイルが明るさを演出。床のタイルは玄関と同じものを使うことで
家全体のイメージの統一感を出し、また材料調達の際のコスト軽減にも役立っています。
玄関
路地のイメージで石畳を思わせるタイルを貼った玄関。突き当たりの小窓から・・・・・
壁一面は収納で、足下は人感センサーで間接照明がつくようになっています。
水周り
間取りのうえで、どうしても窓際には作れなかったバス&トイレですが、自然光を取り入れるため、
できる限り窓を付けました。この作戦は大成功で、部屋の中ほどにあるトイレにもやさしい光が差し込みます。
ベランダ
小さいお子さんがいるので、ベランダにはネットを張りました。色は、景色をなるべく遮らないグレーを選択。
床はコスト削減の意味もありご主人が自ら施工。玄関などに使用して余ったタイルを並べました。
リフォーム前の課題
フルリフォームは初めてではないお客様で、頭の中でイメージはできあがっており、それをいかに実現させるか、さらにプロとして+アルファのご提案をどうするかがポイントでした。
ここを学べ!
自然素材を生かした居心地のよい住まいを目指し、床は自然の風合いがやさしい無垢材のフローリングに。壁はコンクリートの素地に白いペンキを一度塗りし、家そのものの持つ表情を大切にしています。