大きな窓が付いていて、とても明るいトイレ。普通に壁紙を貼って仕上げてももちろんいいのですが……。
壁1面をタイルにするだけで、こんなに素敵に生まれ変わります。ショールームに出かけて選んだのがエスニックなイメージのランタン形。
何色か組み合わせて楽しむこともできますが、ここはあえてグレー一色で落ち着いた雰囲気に仕上げました。
トイレ
大きな窓から光が入る、明るいトイレ。壁はシンプルに白をベースにしつつ、1面のみ好みの色で差し色を。
もちろん壁紙で色柄を変えてもいいのですが、ここはあえて質感の違うタイルをチョイスしました。
トイレ背面をタイルに
こちらはランタン形のアートモザイクタイル。色の組み合わせや、タイルを貼る角度を変えることでオリジナリティを出すことができます。
お客様が選んだタイルをパソコン上でいろいろと組み替えて、出来上がりイメージをご覧いただけます。
床
トイレと洗面所の床はひと続きに。本物のタイルのような高級感ある質感のビニール製フロアタイルを敷きました。
水に強く、お手入れが楽ちん。居室に敷いたフローリングのウォールナット色との相性も考えてこの色に。
洗面台
このスペースにちょうど合う洗面台が見つからなかったので、ぴったりサイズのものを造作しました。
トイレをタイルで装飾したので、こちらも壁にはタイルを使用。タイルは水に強いので洗面所にはおすすめです。
洗面台のタイルと信楽焼のボウル
タイルはブルーとグレーの2色を帯状に配置しました。パソコン上のイメージパースで配色を変えて検討。
そのなかで気に入ったものを選んでから施工するので、失敗がありません。信楽焼の洗面ボウルもこの空間にしっくり馴染んでいます。
体重計を洗面台下に収納
洗面所に置きたいアイテムのひとつ、体重計。出しっ放しだと邪魔になるし、ホコリがつもるし、片付けてしまうと使うときに面倒くさい。
そこで洗面所のいちばん下の引き出しにすっぽり収まるように設計しました。取り出さずにそのまま乗れます。
リフォーム前の課題
狭い場所で無機質になりがちだけど、毎日使う場所なので、気持ちよく使えるよう自分たちらしい空間にしたい。
ここを学べ!
トイレは壁紙、洗面台はタイル、などバラバラになってしまうと収拾がつかなくなることも。色、素材、形など、何かを揃えることで統一感のある空間に仕上げられます。
間取りの変更はなし。狭い空間なので、造作家具でスペースを無駄なく活用。