2023/9/24

    リビングリフォームと間取り変更のガイド

    ライフステージや家族構成が変化すると、「今の間取りだと暮らしにくい…」

    と思うことはよくあります。

    「使いづらく無駄な空間がある」「風通しや日当たりが悪い部屋がある」…

    そんな住まいには、間取り変更をともなう思い切ったリノベーションがおすすめです。

    この記事では、間取り変更リフォームのメリット・注意点をご紹介します。

    リノベーションのプランを検討する時に、参考にしてみてくださいね。

    ■間取り変更リフォーム・リノベーションのメリット

    住まいの間取りを変更することで、暮らしにどのようなメリットがあるのでしょうか?

    ・間取りによる不便を解消できる

    ●居室が通り道になっているため家具が置けない
    ●リビングを経由しないと居室に行けない
    ●動線が分断されていて家事がスムーズにできない
    ●居室が使いづらく、雑多な物置状態になっている
    ●玄関からLDKの間に遮るものがなく、来客から丸見えになってしまう
    ●LDKが広すぎて冷暖房効率が悪い

    上記のような不便は、生活動線に配慮した間取り変更によって、暮らしやすいように改善することが可能です。とはいえ間取りに絶対的な正解というものはなく、ある人にとっては不便な間取りでも、ほかの人にとっては使いやすい間取りのこともあります。自分や家族の暮らし方・価値観に寄り添った間取りを考えることが大切です。

    ・ライフスタイルの変化に対応できる

    「以前は暮らしやすい間取りだったけれど、今の生活には合わなくなってきた」と感じることもあります。ライフステージや生活様式の変化にともない、住まいに求める機能も変化していくからです。

    ●在宅勤務をする書斎やワークスペースが必要になった
    ●結婚したので居室を増やしたい
    ●子どもを見守りやすい間取りにしたい
    ●子どもが学校に上がり勉強部屋が必要になった
    ●子どもが独立したため子ども部屋が余っている
    ●退職したので趣味に打ち込める空間がほしい
    ●介護しやすいように廊下やトイレを広くしたい

    ■間取り変更リフォーム・リノベーションの注意点

    リフォームで間取り変更をするときの注意点を紹介します。

    ・マンションのリフォームは専有部分のみ

    マンションでリフォーム・リノベーションが施工できるのは、区分所有している専有部分のみとなります。専有部分とは、大まかにいうと「建物の構造躯体や開口部を除いた室内」です。共用部分はリフォーム・リノベーションできないため、玄関ドアを交換する、外壁に穴を開けて換気口を設置する、窓を大きくする、といった工事はできません。また、テラスやバルコニーは住戸ごとの専用使用権が認められているものの、共用部分にあたります。

    窓サッシの入れ替えも原則的に不可です。ただし、老朽化によって窓の開閉に支障があるなど、機能的な問題が生じている場合には、管理組合に相談すれば色や素材の指定の上で許可が降りるケースもあります。なお、室内に内窓を取り付けて二重窓にするリフォームは問題ありません。

    ・壁や柱が撤去できないことがある

    近年は開放的で広々とした間取りが人気ですが、「居室をつなげて大きな空間にしたい」と思っても、絶対に実現できるとは限りません。室内の壁や柱は、撤去しても問題ないものと、建物の構造上撤去できないものがあるからです。

    マンションの構造には、柱と梁で枠状に建物を支える「ラーメン構造」と、壁や床で箱状に建物を支える「壁式構造」があります。壁式構造の場合、「間仕切り壁」は撤去できますが、建物の構造にかかわる「耐力壁」は撤去できません。また、上下水道管やガス管などの縦管を通す「パイプスペース」も移動・撤去できません。

    間取り変更リフォームを検討するなら、早い段階で撤去できない壁・柱を把握しておきましょう。新しい間取りを考えやすくなります。

    ・水まわりの移動が難しいことがある

    マンションでは、間取り変更によるキッチンや浴室の移動が難しいことがあります。排水をスムーズにするために、排水管に一定の傾きを設けて配置する必要があるのですが、マンションは床下のスペースに余裕がないことが多いため、排水経路が大きく変わるレイアウトにすると勾配の確保が難しくなりやすいのです。そのため、水まわりの大幅な移動ができないケースがあります。

    ・管理規約で制限されていることがある

    構造上の問題が特にない場合でも、希望のリフォーム・リノベーションができないケースもあります。管理規約のなかに専有部分改修工事(リフォーム)に関する取り決めがあり、一般的には使用する床材の遮音等級や、工事期間中の共用部分の使用について定められています。なかにはカーペットからフローリングへの張替えや、水まわりの移動を禁じているマンションもあるため、プランニングを進める前によく確認しておく必要があります。

    ■失敗しないリノベーション会社の選び方

    リノベーションの魅力のひとつが、自由度高く間取りを変えられること。自由度が高いからこそ、設計・施工をするリノベーション会社によって、提案されるプランが大きく変わります。理想の住まいを叶えるには、リノベーション会社の選び方がとても大切です。

    まずはリフォーム会社やリノベーション会社の強みを知るのがポイント。間取り変更を伴うリノベーションを依頼するなら、間取り変更が得意な会社に頼むのがよいでしょう。ホームページの施工事例を見ると、過去にその会社がどのようなリノベーションをしてきたかがわかります。完成したお部屋の雰囲気や間取り図を見て、自分の好みに合う会社を探しましょう。

    また間取り変更を頼むときは、ヒアリング力や設計力が必要です。お客様のライフスタイルや好みをきちんと聞き取って整理し、設計プランとして形にしなければなりません。担当者との話しやすさや相性もあるでしょう。

    間取り変更リフォームは、地域密着・実績多数のアールツーホームにお任せください。

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