キッチンリフォームの際に、どのように床材選定をしていますか？

キッチンの設備交換が主役ですから、多くの方があまりポイントにしていない部分かと思います。

普段見慣れている自宅のキッチンの床材以外にも、別の素材が使われている建物もあります。

キッチン床材の種類や張り替え費用、リフォームにおけるポイントなど、キッチンをリフォームする際の床材についてご紹介いたします。

＜目次＞

１.キッチンでよくあるお悩み

２.キッチンの床材の種類

３.キッチン床リフォームの費用相場

１.キッチンでよくあるお悩み

■水に強い素材に変更したい。

戸建住宅の床は「フローリング」が基本で、キッチンの床も同様にフローリングが張られていることが殆どです。

また一定数のマンションのキッチン床材にもフローリングが張られています。

フローリングは水分や湿気に弱いため、水はねやこぼれた水を放置してしまうと床材の傷みやカビに繋がります。

対して、下階への水漏れが心配されるマンションの床材は「クッションフロア」などのビニル素材の床材が張られていることが殆どです。

クッションフロアは水はねに強い一方で柔らかい素材のため、年数が経つに連れて

■汚れが黒ずみになり、掃除しても落ちない。

■油汚れがこびりついて、拭いても何だかベタつく気がする。

などのお悩みが多く寄せられます。

みなさんにも当てはまる項目があるのではないでしょうか。

では、これらのお悩みを軽減してくれる床材があるかみていきましょう。

２.キッチンの床材の種類　

■クッションフロア

クッション性があり柔らかい質感を持ったシート状の塩化ビニル製床材です。
お手入れが簡単で取り入れやすいのが特徴です。耐水性が抜群で油汚れに強く、メンテナンスもかんたん。木や石、タイルなどをリアルに表現した模様や色、柄など、豊富なデザインの中からお好みの色柄をお選びいただけます。

また施工性が良く、手軽に使える素材ということもポイントです。

■塩ビタイル

商業施設など各種施設をはじめ、住宅分野でも幅広く利用できるビニル床タイル（塩ビタイル）です。見た目だけでなく素材感にこだわった多彩なデザインからお選びいただけます。

土足でも使える上部な素材のためクッションフロアよりも傷や汚れに強く清掃性に優れます。

陶磁器タイルほどでは無いですが、裸足で歩くと少し冷たい印象もあります。

■コルクタイル

地球にやさしい天然素材であることと、ホルムアルデヒド等の有害物質も少ないため人にも優しい素材です。足触りが良い一方で表面強度がに優れており土足使用もできます。

またお手入れも日常のお手入れは乾拭きで十分です。基本的にワックス掛けも不要ですが、特に汚れが気になる部分にはワックス使用をおすすめします。

■陶磁器製タイル

タイルは汚れが染み込みにくく、落としやすい素材です。コーヒーなどの色の濃い液体がこぼれた場合でもさっと拭き取れます。また、傷や衝撃に強いタイルは耐摩耗性に優れ、へこみにくいのが特長です。直射日光や熱などによる劣化を防ぐとともに、美しさが持続します。また高級感を得ることができる点も魅力です。

ただ表面強度が抜群に硬いからこそ、食器や調理器具を高い位置から落としてしまうと破損のリスクになるので注意が必要です。

■フローリング

フローリングは足触りがよく、断熱性や調湿性に優れています。また汚れにくくカビやダニなどが発生しにくい素材であり、衛生面にも優れます。長時間水にさらされていると、シミや割れ、変色のおそれがあるためシンク周辺にはキッチンマットを敷いてお使いいただく方が良いかもしれません。

リビングと意匠性を揃えるならやはりフローリングになるでしょう。同素材で張り伸ばすよりと開放的に広く感じられます。

３.キッチン床リフォームの費用相場

■クッションフロアでキッチンの床を張り替える場合の費用

材料工事費込みの費用はおおよそ5.5万円程度～になります。（一般的なキッチンの間取り　約3.5帖としています。）

また床と一緒に壁紙を張り替えるとその分施工費が割安になるのでおすすめです。

■塩ビタイルで張り替える場合の費用

クッションフロアの材料費にプラス1.5～2万円程度が必要となります。

材料工事費込みの費用はおおよそ7万円程度～です。

■フローリングで張り替える場合の費用

フローリング張り替え工事は、クッションフロアや塩ビタイルの内装工事とは異なり大工工事になります。

材料工事費込みの費用はおおよそ11.3万円程度～になります。（木巾木張り替え含む。）

またクッションフロア等の内装材と違い、使用するフローリングの製品によって材料費が大幅に変わります。

■陶磁器製タイルで張り替える場合の費用

タイル張り工事はタイル職人による専門工事になります。また内装材やフローリングよりも大幅に材料費がかかるため、材料工事費込みの費用はおおよそ20万円程度～です。

こちらもフローリング同様に使用製品により費用が変わります。

～まとめ～

機能性、清掃性、耐水性、デザイン性、費用を兼ね合わせると

「塩ビタイル」が一番バランス良く、挑戦しやすいのではないでしょうか。

あとは皆さまそれぞれ強化したいポイントが異なるかと思いますので、

自分の要望を一番叶えてくれる床材をお選びいただけば幸いです。

弊社では、無料で現地調査とお見積もりを行っております。

お客様の理想のキッチンリフォームとなりますよう、是非床材選びのお手伝いをさせてください＾＾

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