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2022/12/11

窓をペアガラス(複層ガラス)にするリフォームの費用はどれくらい?断熱効果は?

12月に入り、今年も冬の寒さがやってきました。

リフォームではデザイン性や見た目を良くする工事がご要望の中で優先される傾向にありますが、

お家の断熱性を上げると、より快適な毎日をお過ごしいただけます。

断熱性能が良くないお家では、外より家の中の方が寒い・・・ということもあります。

今回は「窓の断熱リフォーム」についてご紹介します。

<目次>

1.断熱性の要は「窓」

2.ペアガラス(複層ガラス)とは

3.窓断熱リフォームの種類とおすすめ商品

①ガラス交換

②内窓設置(二重窓、二重サッシ)

③カバー工法

4.窓リフォームの期間や費用感

5.窓リフォームと組み合わせるとよいリフォーム

6.補助金を使ってお得に窓リフォームをしよう!

1.断熱性のかなめは「窓」

冬の冷気や、夏の熱気など、外気の約6~7割程度は窓から出入りしています。

お家の中の寒さにお悩みの方は、まずはじめに窓断熱リフォームをご検討ください。

冬に、どんなにエアコンの温度を高くしてもなかなかお部屋が温まらないのは

窓から多くの熱が逃げている為です・・!

2.ペアガラス(複層ガラス)とは

窓リフォームをご検討されている方は「ペアガラス」がおすすめとよく聞かれるのではないでしょうか。

ペアガラス(複層ガラス)とは、

2枚のガラスの間に空気層を含み、一体になっているガラスのことです。

空気層を含むことにより断熱効果が上がり、その空気層に厚みがあるほど断熱効果が高くなります。

窓リフォームでは、この「ペアガラス(複層ガラス)」が重要となります。

最低でもペアガラスをお選び頂くと、窓断熱工事をする費用対効果が得られるためおすすめです。

3.窓断熱リフォームの種類

窓断熱リフォームにはいくつか工法があります。

3パターンの工法をご紹介します。

①ガラス交換

既存のサッシ枠は再利用し、ガラスのみを交換する方法です。

見た目の変化が少なく、窓の性能を高めることができます。

◆おすすめ商品

「真空ガラス」

窓ガラスの結露対策にもおすすめです。

1枚ガラスは外気温が12度で結露が発生するときに、

真空ガラスは外気温マイナス9度まで結露が発生しないという実証データもあります。

(室内温度20度、他湿度や風速等も一定の条件の下。)

断熱性能に関しては、一枚ガラスの約4倍も優れます。

ガラス交換は一番お手軽にできる一方で、

デメリットは「サッシ自体の性能」は変わらないことです。

サッシのアルミ枠部分から熱が逃げてしまいます・・。

②内窓設置(二重窓、二重サッシ)

既存サッシはそのままに、部屋内側にもうひとつ窓を設置する工法です。

3パターンの工法の中で、同じ性能のガラスを使用する場合に

一番断熱性能を高めることができるのが、内窓設置です。

断熱性以外にも防音効果を高めることも期待できます。

◆おすすめ商品

LIXIL社製「インプラス」

DAIKEN社製「プラマードU」などの商品が有名です。

一方で内窓設置のデメリットは「窓の開け閉めが2回になる」ことや窓の掃除も2倍に増えます。

マンションの場合は、既存サッシは共有部にあたるため、住人が勝手に改修できませんが、

内窓設置であれば、専有部改修になるのでマンションでも工事可能です。

③カバー工法

既存サッシの枠は壊さずに、新しいサッシの枠を上から被せて、枠ごと新しいサッシに交換する工法です。

◆おすすめ商品

「アルミ樹脂複合窓」

防火・準防火地域でも設置可能な断熱窓です。

外側はアルミ製、内側は樹脂製のサッシになっています。

樹脂はアルミの1000倍も熱を通しにくい材質のため、断熱性能に優れます。

カバー工法のデメリットは「窓がひとまわり小さくなる」ことです。

それさえ許容できれば、窓の種類を変えることもできるので、お好みの窓にリフォームが可能です。

4.窓リフォームの期間や費用感

工事必要期間は、①~③の工事はどれも1日で完了します。

費用は工法によって異なります。

・ガラス交換:1枚おおよそ8万円程度~

・内窓設置 :1窓おおよそ10万円前後~

・カバー工法:1窓おおよそ45万円程度~

※一般複層ガラスにて概算費用を算出しています。

※費用は窓サイズやガラス種類等により異なります。

カバー工法は、枠ごと新しいサッシに交換できるため、

他の2つの工法よりも大きく費用がかかります。

カバー工法ではなく、枠ごと解体して新しいサッシに交換する場合は

サッシ工事自体の費用は抑えられる一方で外壁補修工事が必要となります。

5.窓リフォームと組み合わせるとよいリフォーム

◆天井・壁・床の断熱工事

窓を断熱対策しても、壁などに断熱材がまったく入っていない場合や、

断熱材が多少入っていても、普段から壁や天井にカビが発生したり結露が見られる場合は、

不足部分に断熱材を充填することをお勧めします。

戸建て住宅の場合は、

一階部分は床下と壁、最上階は天井と壁の中に断熱材を充填します。

天井裏に断熱材を施工することで真夏の暑さも和らぎます。

マンションの場合は、

外壁面の内壁や、コンクリートの上に直接ビニルクロスが貼られているような壁や天井を断熱対策しましょう。

コンクリートや外壁に面する壁からは冷えた空気が入り込み、暖房の熱も逃げていきます。

せっかく窓を断熱しても、コンクリート面の結露が消えないと満足度が軽減してしまいます。

窓の断熱性能が良くなったために、壁の結露が顕著に現れるということも・・・。

壁内の断熱材が不十分な場合は窓リフォームの際に一緒に検討する事がおすすめです。

6.補助金を使ってお得に窓リフォームをしよう!

窓断熱リフォームは、省エネの観点から行政から推進されていて、

対象要件に当てはまる場合は補助金が獲得できる制度があります。

実施期間や補助額は制度によって異なりますので、

窓リフォームをご検討の際は、使える補助金があるかも併せてご相談ください♪

アールツーホームでは、リフォームのご相談、

現地調査~お見積りまで、すべて無料で行っております。

まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

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記事監修:2級建築士 越川一人

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