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屋根と外壁のリフォームは同時がいい!?メリットデメリットや費用について解説
こんにちは。
寒い朝が続いていますね☃
本日のテーマは、屋根・外壁のメンテナンスについてです。
最後にメンテナンスをされた時期、覚えていらっしゃいますか?
そろそろリフォームをとお考えの方、ぜひこちらの記事を参考にご検討ください。
今回は塗装に限定してご説明いたしますので、塗装以外のご要望がございましたらお気軽にお問い合わせください!
それでは、本題です。
こちらの記事をご覧の方は外回りを綺麗にしたい!!とネット等で調べながら、ご検討いただいている方が多くかと思います。
・どのくらいの費用がかかるのか?
・塗装範囲や塗料の種類は?
・どの業者を選べば良いのか? ・
上記のような、不安を持ちながらご検討される方も多いのではないでしょうか。
では、①費用 ②塗料の種類や範囲 ③業者 について
皆さんはどのような優先順位でリフォームを検討されますか?
費用 > 塗料種類や範囲 > 業者 の順で重要視されてはいないですか?
「まずは何件かの業者に見積を依頼し、同じ要望を伝え、一番安い業者に頼む」
といった手順で、業者選びをされる方は多いかと思います。
実は、この優先順位
費用 < 塗料種類や範囲 < 業者
の並びでご検討いただくことが重要になります。
これから、その理由とポイントを解説致します。
なぜ、費用を最優先にしてはいけないのか。
最近では相見積と言って、比較の為に何社か見積を依頼する方が増えてまいりました。
例えばA社・B社・C社の3社に全く同じ条件で見積を依頼したとします。
お客様が相見積であることを知り、さらに金額重視となると、会社側は他の会社よりできるだけ安い金額で見積を提示することで、自社を選んでもらうようにと考えます。
なぜ安く見積を提示することができたのでしょうか?
そこが落とし穴です。
同じ塗料で同じ範囲、職人が塗料を塗る事だけは手抜き施工をしないといった条件の中でも、費用を安くすることができたのにはその裏があるからです。
では、なぜ業者を最優先にするべきなのか。
この「 業者選び 」について詳しくご説明いたします。
会社を見極めるポイントの一つに、「近くに路面店舗があり長年会社が継続していて100人以上の社員がいる会社」があります。
なぜなら、手抜き工事や腕が下手な職人ばかりではクレームが多くなり、会社の近くではなく、遠方範囲でしか仕事を貰えなくなるからです。
最近では、路面店舗はなく事務所だけといった会社も増えており、塗装の比較サイトなどにも多く登録されています。
お店に来店などはなく、電話対応だけの会社って少し不安ですよね。
その不安を感じた会社に、費用重視でリフォームを依頼しますか?
声を大にしても言いたい事は
建築屋の仕事において、お客様とプランを考える店舗をはじめ、資材を置く倉庫や職人同士が集まる場所はなくてはならない場所です。
まずは選定した複数の会社の雰囲気を見ながら、ご検討を頂くことをお勧めいたします。
次に、長年継続している会社とお伝えしたのは、長い会社には、良い職人が多いからです。
良い職人が居れば必然的に仕事の依頼が絶えず、仕事が多くなれば職人も増え、素晴らしい職人の元でより良い職人が育つといった好循環が生まれます。
しかし、歴の短い会社は そうもいきません。
建築屋の良し悪しを年数分けした場合、10年~15年以上続いているかで決まるのではないかと色々な建築屋を見てきて思います。
そうはいっても、出来たばかりの会社が良い職人を揃えていることもありますし、そうでないこともあります。
若いからダメということはありませんので、あくまで基準として、頭の隅に入れておいていただけると良いかと思います。
ここまでは、会社の目安を記載しましたが、次が最も重要なポイントになります。
それは、業者(訪問した担当者)の現地調査力です。
建物は2軒、全く同じ傷み方・劣化進行をしていません。
お隣さんでも、築年数や構造、日当たり、形状と 数えだしたらきりがないくらい違う点を持っており、お手入れ方法(施工内容)も違って当然です。
そのため、お隣さんと同じ塗装で仕上げたい思っても、それが出来ない場合があります。
分かりやすく例えるなら、お化粧があります。
この化粧品は合うけど、違う化粧品は吹き出物が出るくらい合わない! となった経験はございませんか?
私は男なので、あまり詳しくはわかりかねてしまうのですが 、私の奥方様は化粧水や化粧品も合わないものがある!と言っています。
同じ肌なのにと思いますがポイントはそこにあります。
塗装も同じように、下地材や劣化状況、地域特性によって、合わない塗料があるということです。
塗装にも色々な下塗材があり仕上げ材も豊富にございます。
良い業者は下地材の劣化や状態を確認し、一番適した下塗材とご要望に近い仕上げ材を選定しますが、 悪い業者は塗料の性能や耐用年数ばかりを説明し、下地を別にみています。
塗装工事で一番重要な事は、色を塗って表面を綺麗にする事ではなく、外壁を長い期間守ることができる工事を行うことです。
お化粧をたとえ話にしましたが、おそらく、切り傷がある上からお化粧をしたりはしませんよね。。
人は痛いからしないものですが、家は痛いとも言えませんので傷の上から塗装しても文句は言いません。
しかし、表面が綺麗になっていても、下地の傷が塗装剤でよくなることはないため、さらに悪化させてしまうことになります。
外壁は破損やヒビ、剥離や雨水侵入と色々な現象が現れる場所です。
なにか問題が有る場合、まずはその原因に対して再発させない様に直してあげる事が重要となっていきます。
一度 外壁塗装をすると、最低でも10年~15年は足場を建てることはほとんどありません。
その間に外壁の下地が悪化してしまったなんてことになると、最悪、外壁を張替える事になり莫大な金額がかかってしまいます。
下地の状態が今は小さな傷や軽微劣化だから塗装だけでよいと判断せず、その先の15年はを見据えた工事を検討することが重要です。
きちんと下地の状態を理解できる会社に頼んでください。
きちんと現場調査で手抜きしない会社を選んでください。
塗料材は外壁を強化するものではありません。塗装で雨漏れ止水はできません。
上記を理解している建築屋がどれほどいるのか疑問ですが、ここまでが業者選びの基準となります。
長くなりましたが、最も重要な業者選びについて
・路面店を構えているか
・会社はどのくらい続いているか
・現地調査時に下地の状態まで確認、報告をしてくれたか
が、重要となりますので、ぜひご参考までにご検討いただければと思います。
ここからは、工事範囲について
屋根と外壁を同時にリフォームするメリットをご紹介いたします。
近年、多くの割合を占める建物の屋根材と外壁材を例に出してみていきます。
例)
築年数:15年
外壁:窯業系サイディング
屋根:コロニアル(スレート)
おそらく、15年も経過すると外壁の汚れが気になり始める頃です。
外壁の汚れを少しでも綺麗にしたいと思い塗装をご検討されるとき 、外壁だけで終わらせていいのでしょうか。
答えはNOです。
上記でもご説明した通り、 足場を架ける事はご近隣にご迷惑が掛かるうえ、費用も高額になる為、なるべく少ない回数でまとめて行うのが理想的です。
各部のメンテナンス周期は以下のようになっており、部位ごとにそれぞれの塗装メンテナンス周期に合わせて足場を架けると、5年ごとに費用や時間を費やすことになってしまいます。
屋根:初回15年、2回目以降10年周期に塗装が必要
外壁:窯業系サイディングの場合15年周期で塗装が必要
シール材交換(窓廻りやサイディング繋ぎ目):7年~25年 ※商品によって異なる
板金類、雨樋の塗替え:最低でも5年~10年周期
(※一般的な塗装をした場合の期間ですが塗料により周期は変動致します。)
(※上記は傷みやすい箇所だけ記載しています。 )
これらの事を踏まえると、一度足場を架けるタイミングで、屋根と外壁を合わせてお手入れした方がお得という事になります。
併せて行うことで、業者と度々やり取りをすることもなく、外観が一気にきれいになるのでよりリフォームをしてよかったと感じていただけるかと思います。
また、一般的な塗装作業の流れは
屋根の塗装・外壁シール打ち替え・窓廻りシール打ち替え・下地点検を行い
次回周期まで持たない箇所があれば補修を行い、外壁塗装・雨樋塗装・各部板金塗装 をしていきます。
何年周期で塗装をするのかを決め、その周期に合わせて、下地処理の施工方法や塗料材を選んでいく流れになります。
下地の劣化状況の点検も含め、兼ね10年~15年周期で足場を架け塗装する事を前提とすれば、塗料耐用年数は15年以上の物は必要ありません。
20年、25年の耐用年数があると聞けばお得に感じるかもしれませんが、その間にも下地の状況を確認することは必須ですので、上記の10~15年を目安にご検討いただくのが十分かと思います。
最後に御見積りを比較する際のポイントです。
①屋根塗装に「タスペーサー」という部材が入っているか。
→これが入っていない場合、雨漏れの原因となってしまいます。
②外壁板間・窓廻りのシール項目に「ボンドブレーカー」という部材が入っているか。
→これがない場合、良いシール材を使用しても本来の強さが出ず、地震などで簡単に開いてしまいます。
専門用語ですが非常に重要なポイントになるので、御見積比較の際は、上記2つのキーワードをもとに、ぜひご検討ください。
まだまだお伝えしたいことは山のようにありますが、また次の機会にお話ができればと思います。
外壁や屋根のリフォームをお考えの際は、お気軽にご相談ください。!
見積依頼、お待ちしております。
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