• 浴室・洗面リフォーム
2024/10/22

洗面台をリフォームするなら高さは何センチが理想的?快適に使うための選び方や注意点を紹介

洗面台は毎日必ず使う場所であることから、使い勝手にはこだわりたいものです。使う時間は短時間かもしれませんが「どうもしっくりこない…」と感じてしまうと、毎日の身支度にストレスを抱えてしまいます。

そこで注目したいのが、洗面台の高さです。洗面台の高さが自分に合っていないと、使いづらさの原因となります。今回は洗面台の適切な高さの考え方を解説し、高さを調整する方法や、リフォームする際に覚えて置きたいポイントなどを紹介します。

自分の身長に合った洗面台の高さとは

自分の身長に適した洗面台の高さは「身長(cm)÷2」で算出できます。例えば160cmの場合、80cmの洗面台が快適に利用できる高さと言われています。
家族の身長を平均して、高さを決めるのがおすすめです。なお、子どもがまだ小さい場合は、両親の身長に合わせて考えるとよいでしょう。

では、身長に対して低すぎる、あるいは高すぎる洗面台を使用する場合、どんなデメリットが考えられるのでしょうか。

低すぎるデメリット

洗面台が低すぎると、腰に負担がかかるのがデメリットです。170cmの人が75cmの洗面台を使用した場合、腰の角度は約66°になり、約25kgの荷物を抱えたときと同じ負荷が腰にかかるというデータがあります。

※画像引用:クリナップ

このような腰への負担がかかりやすい角度で洗面台を使い続けると、腰痛の発症や悪化につながる恐れがあります。

高すぎるデメリット

一方洗面台が高すぎると、洗顔や洗髪時に水が腕をつたい、服を濡らしたり床に垂れてしまったりするデメリットがあります。洗顔をする度に床掃除をするのは面倒なため、高すぎるのも考えものです。

洗面台の高さを調整する方法

自分にベストな洗面台の高さが分かったところで、調整する方法を見ていきましょう。

踏み台の使用

洗面台が高く使いづらいと感じているのであれば、踏み台の使用がおすすめです。特に洗面台の水栓に手が届かない小さな子どもは、踏み台を使用すると、使いやすくなるでしょう。

大人の場合、踏み台を使用するほどの高い洗面台は稀なため、少し厚めのスリッパを履いたり、マットを敷いたりすると、ほどよく高さが調整できます。

水栓の交換

まだ洗面台が新しい場合、本体の交換は難しいため、水栓の交換を検討するとよいでしょう。水栓の交換により吐水口の高さが調整でき、使いやすくなります。

ただし、洗面台の寿命は10~15年と言われているため、長年使用しているのであれば、水栓ではなく洗面台を丸ごと交換するのがおすすめです。

洗面台の交換

洗面台自体の機能をアップグレードさせたい場合や、寿命が近い場合は、洗面台の交換を検討しましょう。自分に合った高さの洗面台を選べるだけでなく、収納を充実させたり、自分好みのデザインを選べたりと、さまざまなメリットがあります。

洗面台を選ぶ際の注意点

洗面台を交換するには、いくつか注意点があります。ここでは主に知っておきたい5つのポイントを紹介しますので、ぜひ押さえておきましょう。

実際にショールームへ足を運ぶ

先ほど自分の身長に合った洗面台の高さの算出方法を紹介しましたが、計算式だけで決め手しまうのはおすすめできません。というのも、理想的な高さであったとしても、実際に使うとなると難しさを感じる場合があるからです。

設置後に使いづらさを感じないためにも、ショールームへ足を運び、使用感を試してみるとよいでしょう。

間口や奥行きを考慮

新しい洗面台を導入する際は、床から洗面ボウルまでの高さはもちろんのこと、間口・奥行き・左右のスぺースもあわせて採寸しましょう。

間口は洗面台を設置するために必要な長さとなりますが、ひとつ注意したいのが、間口=洗面ボウルの大きさではないこと。商品によって洗面ボウルの大きさは異なるため、間口が長いからと言って洗面ボウルも大きくなるとは限りません。

また、設置予定のスぺースに対し、奥行きが深すぎると通路幅やドアの開閉に干渉し、使いづらくなることがあります。基本的に現在の洗面台と同じような奥行きのものを選ぶと、使い勝手が損なわれにくくなります。

見落としがちですが、左右のスぺースも考えましょう。洗面台の左右に数センチ程度の隙間ができると、物が落ちたり、ほこりがたまって掃除しにくくなったりするからです。もし設置場所に対して疑問があれば、リフォーム会社に相談するのもよいでしょう。

天井高を考慮

一般的なユニットタイプの洗面台は、1800~1900mmが標準です。最近の住宅の天井高は2400mmが一般的ですが、築年数が古い家ではそれよりも低い可能性があります。

天井高によっては希望する洗面台が設置できない可能性もあるため、必ず天井高を確認しておきましょう。

ユニバーサルデザインも検討

高齢者や車いすの家族がいる場合は、ユニバーサルデザインの洗面台を検討するとよいでしょう。ユニバーサルデザインは、ハンディキャップがある方だけでなく、子どもから大人まで使いやすい設計になっています。

窓やコンセントの位置を確認する

洗面所に窓がある場合は、洗面台の設置により開閉が難しくならないか確認しましょう。特にマンションは、管理規約により窓をふさぐことを禁止されていることがあります。

あわせて壁に設置しているコンセントが、洗面台により使えなくなることがないよう、設置位置をよく確認するとよいでしょう。

洗面台のリフォームでよくある質問

洗面台のリフォームをする上で、よく聞かれる質問をまとめました。

Q.規格の高さではしっくりこない場合の対処法は?

A.台輪の高さをかさ上げするか、システムタイプを検討

ユニットタイプの洗面台の高さは、750mm・800m・850mmが多くなっています。この高さではしっくりこない場合、台輪という洗面台の台座部分を調整するとよいでしょう。リフォーム会社に台輪を制作してもらうと、自由な高さに設定できます。

また、システムタイプも高さを自由に決められるため、こちらを検討するのもおすすめです。

【洗面台にはユニットタイプ・システムタイプ・造作の3種類がある】

●ユニットタイプ
ユニットタイプとは、洗面ボウル・鏡・収納などが一体となった、オーソドックスな洗面台です。

●システムタイプ
システムタイプもユニットタイプと構造は変わりませんが、ひとつひとつのパーツを選択し、カスタマイズできるのが特徴です。

●造作
造作でオーダーメイドの洗面台が作れます。システムタイプは決められたパーツから選ぶ必要がありますが、造作はすべてが自由なので、徹底的にこだわれます。

どんなリフォーム会社に相談するといい?

A.洗面台リフォームの経験豊富な会社がおすすめ

洗面台のリフォームは、ただ本体を交換するだけでなく、内装リフォームや場合によっては電気工事も伴います。設置に関してもさまざまな注意点があるため、洗面台のリフォームの経験が豊富なリフォーム会社に相談するとよいでしょう。

また、洗面台のリフォーム件数が多いと、大量仕入れによるコストダウンができ、リーズナブルな価格で商品を提供してくれる可能性があります。

まとめ

使い勝手のよい洗面台の高さは「身長(cm)÷2」で算出できますが、必ずしもその高さがベストとは限りません。本当に使いやすいかどうか、ショールームで確認するとよいでしょう。

また、間口や奥行きなども考慮し、洗面台の種類を決める必要があります。洗面台のリフォームには注意点も多いことから、迷ったときはリフォーム会社に相談し、アドバイスをもらうことをおすすめします。

東京都内で洗面台のリフォームを検討中の方は、ぜひアールツーホームまでお気軽にお問い合わせください。洗面台の最適な高さのアドバイスはもちろん、これまで感じていたお悩みを解消するリフォームプランをご提案します。

>>>お問い合わせはこちら<<<

一覧へ戻る