キッチン位置を変更しカウンターキッチンに 料理好きのご夫婦が一緒に調理できる空間を確保

江東区I様邸

Data
  • キッチン
  • その他
  • マンション
  • 築 年 数:30年
  • 構  造:SRC構造
  • 工  期:2ケ月
  • 工事面積:76m²

退職を機にマンションを購入され、「自分たちの好みに合わせた内装、生活に合わせた動線、居室・収納空間を作りたい」とご来店されたI様。これまでは転勤族だったため、社宅として採用されていたマンションは真っ白い壁で細かく仕切られた、一般的な間取りの物件が多かったとのお話でした。

ご購入されたマンションも当初はお部屋ごとがしっかり区切られたタイプであったため、壁を抜き廊下の位置を移動するなどし、広々と抜け感のある開放的なスペースに。キッチンも対面化して、もともとのキッチンスペースはパントリー収納にするなど、収納スペースの確保にも努めました。
給湯専用だった浴室を追い焚きに変更や証明スイッチ・コンセントの位置変更&増設などおふたりの暮らしやすさを形にしたご自宅です。

◆Before・After
お引っ越しに合わせて、リノベーションを前提に築30年のマンションを購入。ご夫婦お二人の住みたい家のイメージを具体化させ、暮らしやすさにとことんこだわったお部屋を実現しました。
細かく区切られたお部屋の壁を大胆に抜き、キッチン位置を移動させるなど空間を贅沢に味わえる理想のお部屋が完成しました。

リビングダイニング

柔らかなベージュトーンで統一した、上品な印象のリビング。
日差しがよく差し込む、一日中明るいスペースです。

リビングダイニング

間接照明設置のご希望を受け設置可否を検討した結果、ダウンライトを活用することに。間接照明用の器具でなくても、雰囲気のある空間を作ることができました。

オープンキッチン(正面)

一般的な壁に覆われていたキッチンを、オープンキッチンに変更。壁を取り払うことで、お部屋の広さをより感じられるようになりました。
元々のキッチン位置から設置場所を大きく変更し、新しいキッチンはお部屋の象徴のような存在に。料理好きなご夫婦おふたりの、大切なスペースです。

キッチン(内側)

元々のキッチンは、こちらの奥まった部分にありました。キッチンを移動させて空いたスペースは、パントリー収納に変更。カップボード収納と合わせ、すっきりと食器や食材をしまえます。
レンジフードは高さ的にご主人の頭上すれすれになってしまうため、調理時に邪魔にならないよう傾斜のあるタイプを採用しました。

キッチン(内側)

以前の間取りでは閉鎖的だったキッチン空間を、リビングまで見通せる構造に変えて明るい雰囲気に。
カップボードに設置されたライトが間接照明のようで、全体がお洒落なイメージに。

廊下

今回のリノベーションでは、廊下の位置を移動させています。室内動線が変わったことで、動きやすく生活のしやすいお家に。風の通りがよくなり、マンションにありがちな換気問題も解決されています。

寝室

寝室はオフホワイトの壁紙とネイビーのカーテンを取り入れ、落ち着いた空間に。

寝室

リビングから離れてもちょっとした作業ができるように、ワークスペースをベッドサイドに設けました。お二人で並んで使うこともできるのがポイントです。

寝室

寝室では、ベッドを二台並べて使用。ベッドの間には、ロールスクリーンを引いています。
「お互いの様子が分かりながらも、個人的なスペースが確保できてちょうどいい仕切りになっている」とのこと。
スクリーンの色合いが、高級感のある差し色にもなっています。

リフォーム前の課題

床が直床式で施工されていたため、キッチンの対面化工事が可能か調査が必要でした。さらに給湯専用の浴室を追い焚き仕様に変更できるか、照明スイッチやコンセントの位置変更と増設をご希望通りに実施できるかが事前の課題でした。

ここを学べ!

ご夫婦の生活習慣やお好みを伺いながら、キッチンや廊下を移動させるなど動線を工夫して、より無駄なスペースを無くすようにしました。増えたスペースには本棚やニッチ収納を造作するなど、抜け感の演出だけでなく快適に暮らしていただける生活空間を目指しました。
またお二人とも料理がお好きでいらっしゃるため、キッチンに一緒に入ってもせまく感じない広さの確保や使いやすさにこだわりました。

一覧へ戻る