理想通りの住まいに仕上げた 中古マンションフルリフォーム

江東区 Y様邸

Data
  • マンション
    • 築 年 数:36年
    • 構  造:SRC構造
    • 工  期:約3ヶ月
    • 工事面積:81㎡
    • 工事費用:790万円
     

都内にある見晴らしの良い中古マンションを購入されたY様ご夫婦。以前住んでいた地域が気に入っていたため、同じ地区であること、そして骨組以外をすべて替えるスケルトンリフォームができることを前提に物件を探し、見つけられたそうです。Y様のリフォームのご希望は大きく分けて2つ。全体的に広々とした空間に仕上げ、かつ家具を置かなくても良い構造にすること。そして、床材を天然木材にすることでした。

一つ一つの部屋の使用用途に合わせて、ていねいに部屋の雰囲気やコンセントの位置、電球の色などが決められました。施工主様は優先順位もすでに決めていたため、取捨選択がスムーズに行われました。

フローリング材には天然の木材を使用しています。
木の温もりが感じられるだけではなく、天然の木材だからこそ再塗装も可能で、長く使えば使うほど味が出る空間になりました。
Y様が一番こだわった場所です。

リビング

広く開放的な空間に仕上げました。壁にはテレビとフロートテレビボードを設置するために、補強が施されています。配線コードはなるべく壁の中に通し、すっきりとした見た目になっています。また将来、ダイニングテーブル側の壁にも家具を設置する予定なので、こちらの壁も補強されています。

キッチン

キッチンに二人居ても狭く感じないように、キッチンと食器棚の間の幅を広く保っています。物をなるべく収納できるように、食器棚の収納スペースは広めに取りました。また以前の家ではY様の身長だとキッチンのレンジフードが頭にぶつける位置にあったため、今回の施工では高めに設置しました。

寝室

施工前は採光が取りにくい部屋だったため、廊下と部屋の間の壁に窓を設置しました。外からの音が入らずゆっくり眠りにつけるように壁は防音に。また、携帯電話の充電などをしやすいように、コンセントは通常より高めに設置しています。大きめの鏡も寝室の壁に設置する予定だったため、ベッド、鏡を事前に寸法しコンセントを配置しました。

ウォークインクローゼット

施工前はリビングと繋がっていた和室をウォークインクローゼットに、そして寝室から出入りできるように扉の位置を変更しました。Y様がもともと持っていたハンガーラックをそのまま使用するため、事前に寸法調整してクローゼットに全て設置できるようにしました。

洗面所

まるでカフェにいるかのようなおしゃれな空間。照明のスイッチのデザインにこだわったり、洗濯物をその場で干せるように天井に洗濯物干しを設置したりと、デザインも導線もすっきりした仕上がりにしました。

お手洗い

落ち着きのあるシックなイメージのお手洗い。必ず電気をつけたり消したりする空間のため、センサー付き照明を設置しました。また寝起きや夜中にお手洗いを使用しても照明でびっくりしないように、ゆっくりと明るくなる照明を選びました。

ゲストルーム兼書斎

もともと親戚や友人が宿泊する際に使用してもらう部屋として用意していましたが、コロナ禍は奥様の書斎として大活躍。以前作り付け収納があった場所はそのスペースを活かし大きめの収納にしました。コストを抑えるためクッションフロアを使用していますが、廊下と部屋にイメージのギャップがでないよう、なるべく同じ幅のフローリング材を使用しています。

窓際

リビングのフローリングに使用した無垢の素材を窓際にも使用しました。素材が同じであるため、質感や雰囲気にギャップを感じることなく、一体感のあるリビングへと仕上がっています。窓枠はリフォーム前の形をそのまま活かしました。

リフォーム前の課題

リフォーム前の課題をどうやって改善するかということについて、相談し解決策を探しました。例えば、寝室はもともと採光が取りにくく暗いイメージだったのを、廊下から採光が取れるように壁に窓を設置しました。このように、変更したい点も事前にまとめて、解決策を固めてから施工に移ることができました。

ここを学べ!

Y様は、どんな家にしたいか、優先順位は何なのかをしっかりと事前に固めていました。特に優先順位が決まっていたことにより、どこに予算をかけるか、どこの予算を削るかが決めやすく、とてもスムーズに話し合いが進みました。事前にピンタレストやインスタグラムなどSNSを使用し、自分が理想とする部屋のイメージを選んでおくことは、リフォームに役に立つでしょう。

 

◆Before・After

どのような家にしたいか理想がはっきり決まっていたため、それに近づけるために細部の提案もさせていただきました。例えば床の見切り部分は、通常よりも細めにして目立たないように仕上げたり、トイレの床と壁がぶつかる部分に設置される巾木部分も、すっきりとしたイメージに仕上げるために細くしました。

 

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