• 浴室・洗面リフォーム
2024/8/23

おしゃれな洗面化粧台をつくるなら造作洗面台!メリットや種類、注意点を解説

近年の家づくりでは、手軽におしゃれな空間を演出できる「造作洗面台」が人気を集めています。
造作洗面台は、新築だけでなくリフォームやリノベーションでも取り入れやすく、自分好みにカスタマイズできるといった多くのメリットがあります。

そこで今回は、あらためて造作洗面台のメリットをお伝えし、ボウルやカウンターのバリエーションを解説します。知っておくべき注意点も紹介するので、造作洗面台をご検討の方はぜひ参考にしてください。

造作洗面台のメリットとは?

まずは、マイホームに造作洗面台を取り入れるメリットを確認していきましょう。

簡単にこだわり空間が実現できる

造作洗面台の最大のメリットは、なんといっても「こだわり空間」を簡単に実現できることです。既製品では限られたデザインやサイズしか選べませんが、造作洗面台なら自分の好みに合わせて自由に設計できます。
お気に入りの素材やアイテムを取り入れて、自分だけのオリジナル空間をつくり上げましょう。

サイズや収納量をカスタマイズできる

造作洗面台は、家族の生活スタイルに合わせてサイズや収納量をカスタマイズできるのも大きな魅力です。洗面ボウルのサイズやカウンターの広さ、収納スペースの数や形状など、細部にまでこだわることで、使い勝手の良い洗面化粧台をつくることができます。

インテリアテイストを統一できる

限られたデザインや面材の種類しか選べない既製品の洗面台とは異なり、造作洗面台は空間の雰囲気に合わせてプランニングできます。壁紙や床材、照明など、他のインテリア要素と調和させれば、一体感のあるおしゃれな空間づくりが可能になるでしょう。

洗面スペースが単なる実用的な場所ではなく、家全体のデザイン性をアップさせる特別な空間に変わります。

バリアフリー対応しやすい

造作洗面台は高さや間口を自由に調整できるだけでなく、カウンター下に足を入れる空間を確保した仕様なども検討しやすいメリットがあります。そのため、車椅子の使用者や高齢者にとって使いやすい設計が可能です。

洗面室や浴室もあわせて段差解消や手すりの設置なども検討すれば、全世代にとって使いやすいバリアフリーな空間が実現するでしょう。

造作洗面台のボウルタイプ種類

ここからは、造作洗面台を構成するアイテムを具体的に紹介していきましょう。
まずは「洗面ボウル」について。洗面ボウルは種類によって使いやすさやおしゃれさ、メンテナンス性などが少しずつ変わるため、種類を知って選ぶことが重要です。

上置き(ベッセル)型

「ベッセル型」とも呼ばれる上置き型の洗面ボウルは、カウンターの上にボウルが置かれるタイプです。このタイプは洗面ボウルが空間のアクセントとなり、洗練されたデザイン性の高い空間をつくりやすい特徴があります。

上置き型では洗面ボウルの上端の高さが手洗いや洗面時の基準となるため、カウンターが高すぎると使い勝手が悪くなる可能性があります。計画時には、それぞれの高さがどの程度になるかをしっかりとチェックしましょう。

埋め込み型

埋め込み型はカウンター下に洗面ボウルを設置したタイプで、ボウルのフチが一部見える半埋め込みタイプと、完全にカウンター下に収まるタイプがあります。すっきりとした見た目が特徴で、大理石や天然木などカウンターの素材にこだわって高級感を演出したいときにもおすすめです。

カウンター一体型

カウンター一体型の洗面ボウルは、カウンターとボウルを一体成型でつくった継ぎ目のないタイプです。ステンレスや人工大理石などの素材での成型が可能です。統一感のある美しいデザインが実現できる点はもとより、目地が発生しないため非常にお手入れが楽になる点が多くの方に支持を得ています。「造作洗面でもメンテナンス性を重視したい」という方におすすめです。

壁付け型

壁付け型は、ボウルが直接壁に取り付けられているタイプです。スペースを有効に使えるため、狭い洗面スペースにも適しています。また床に接触しないため、掃除がしやすく清潔感を保ちやすいのが特徴です。トイレ内や玄関横、ホールなどに設置するコンパクトな洗面台としてもおすすめのタイプです。

造作洗面台のカウンター素材種類

造作洗面台の中でも面積が広いカウンター部分は、素材によって空間のイメージを大きく左右します。主な素材の種類と特徴を紹介します。

集成材(木製)

木製の集成材カウンターは、ナチュラルなインテリアにぴったりで落ち着いた雰囲気をつくり出します。樹種によっても異なる味わいがあり、経年変化を楽しむこともできます。ただし、水濡れによってシミやカビが発生しやすいデメリットが。水に強いウレタン塗装をほどこしたり、こまめに水滴を拭き取ったりなどの対策が欠かせません。

人工大理石

人工大理石は、カラーバリエーションも豊富でさまざまなインテリアに合わせやすい素材です。ボウル一体型のタイプを選べば、簡単なお手入れでもきれいな洗面台を維持しやすくなります。ただし、人工大理石は傷やシミがつきやすく熱に弱いといった特徴があるため、ヘアカラーやヘアアイロンなどを使用する際には注意が必要です。

メラミン化粧板

コストパフォーマンスの高いメラミン化粧板は、造作洗面台のカウンター材としても人気の素材です。
メラミン化粧板はプリント紙にメラミン樹脂を圧着したもので、無地や木目、石目などさまざまな色柄や質感のものが数多く展開されています。天然素材の質感には劣りますが、水気に強く清掃性も高いため、カウンターのバック部分など一部に使用するのもおすすめです。

タイル

タイルのカウンターは、デザインの自由度が高く、おしゃれな空間をつくりやすいのが特徴です。カラフルなタイルやモザイクタイルを使うことで、個性的な洗面化粧台をつくることができます。ただし、目地にカビが発生しやすいため掃除がやや手間になる点に注意が必要です。

ステンレス

ステンレスのカウンターは、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。ボウルと一体型でつくれば、さらに洗練された洗面スペースが実現するでしょう。耐久性が高く汚れや水に強いため、衛生的に使用できます。シンプルでクールなデザインが好きな方におすすめです。

モルタル(モールテックス)

モルタル素材のカウンターは、味わい深いインダストリアルな雰囲気を演出します。シンプルな中に重厚感や素材感を取り入れたい方にぴったりです。ただし、通常のモルタルだと水の浸み込みやクラックが起こりやすいため、水回りには「モールテックス」という樹脂入りモルタルを使用することが多くなります。アールツーホームでは、モルタル素材を使用したオリジナルのモルタルカウンターがございます。ぜひお気軽にお問い合わせください。

造作洗面台をつくる際の注意点

造作洗面台を計画するうえでは、いくつかの注意点があります。完成品を先にチェックできないため、ポイントをおさえ後悔のないようプランニングしましょう。

お手入れのしやすさにも考慮する

造作洗面台を選ぶ際には、デザイン性だけでなくお手入れのしやすさに考慮することが大切です。掃除にかける時間を最小限にしたい方であれば、ボウルとカウンター一体型の洗面台やシミ・カビが発生しにくい素材を選びましょう。

自分の掃除スタイルに合わせて計画することで、きれいでおしゃれな洗面台を長く維持できます。

水栓はボウルとの組み合わせをチェック

造作洗面台では、水栓選びも重要なポイントです。例えば、ボウルが浅く吐水位置が高い場合は激しく水ハネが起こる恐れが。さらに、洗髪や洗い物ができる大きなボウルでも、小さくノズルが動かないタイプの水栓であれば意味をなさないでしょう。

水栓とボウルの組み合わせはメーカーやリフォーム会社にアドバイスをもらいながら、使用用途に適したプランを採用することが重要です。

まとめ|おしゃれな造作洗面台のプランニングならアールツーホームへ

造作洗面台は、デザイン性と実用性を兼ね備えたこだわりの洗面スペースを実現できます。洗面ボウルやカウンターなど、アイテムをカスタマイズしていく楽しさもメリットのひとつですが、それぞれの種類や組み合わせによっては掃除のしにくさや使い勝手の悪さを感じてしまう可能もあるでしょう。
今回紹介した内容を参考に、毎日快適に使える自分好みの造作洗面台を計画してみてくださいね。

住まいのリフォーム・リノベーションを専門とするアールツーホームでは、現在のお悩みや理想の住まいイメージを細かくヒアリングしながら、お客様一人ひとりに合わせた最適なプランを提案します。
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