コミュニケーションをスムーズにして理想を理解 センスの良い、こだわりたっぷりの空間を叶える

中央区 A様邸

Data
  • キッチン
  • トイレ
  • 洗面
  • マンション
  • 築 年 数:32年
  • 構  造: SRC構造
  • 工  期:2ケ月
  • 工事面積:80m²
  • 工事費用:1,130万円

リフォームすることを前提で気に入った中古マンションを購入されたそうです。A様が建築関係のお仕事をされているため、間取りの変更などしっかりとしたビジョンをお持ちでした。コミュニケーションもスムーズに取ることができ、こだわりたいポイントなどをしっかりと理解した上でご提案させていただきました。

元々あるもので活かせる部分はそのまま残し、間取り変更に伴う生活インフラの配置や導線を変更しました。また、現在の暮らしにあった間取りをA様と一緒に考え、スペースを無駄にしないよう工夫しながら構築しました。

予算コントロールなどもしっかりと行い、こだわりがたっぷり詰まった理想の住まいが完成。インテリアが入ることにより、A様のセンスの良さが感じられる住まいになりました。

◆Before・After
2LDKから3LDKに間取りを変更し、壁付けキッチンを移動させて対面化を実現。広かった脱衣洗面室を脱衣室と洗面室に分け、その一部を廊下スペースとしても活用しました。廊下とウォークインクローゼットがあったスペースを居室にしたことにより部屋数も増え、暮らしやすくなりました。

LDK

広々としたLDKは入り口をガラス扉にすることで、微かに視線が抜けて圧迫感を和らげています。LDKの入り口からダイニングテーブルを回り、キッチンを通って奥のパントリーから玄関に繋がる回遊動線も確保。玄関からは直接パントリーに行き来できるので、買い物してきたものを最短ルートでしまうことができます。

リビングダイニング

大開口からたっぷりと光が差し込む明るいリビングです。白を基調とし、優しい色合いでまとめているため、開放的な印象を受けます。リビングはダウンライトを採用してフラットにすることでより開放的に、ダイニングはペンダントライトを採用してアクセントをつけています。

LDK+出入り口

ダイニングテーブル横のキッチンの腰壁部分にコンセントを設置。キッチン上部の下がり天井はマンションの元々の構造ですが、カラーを変えて間接照明を忍ばせることで空間を緩やかにゾーニング。オシャレなデザインとして昇華させています。正面の飾り棚はお持ち込みいただき、耐久性などを確認した上で設置しました。

ダイニングキッチン

柔らかな印象の優しいカラーでまとめられたLDKです。キッチンは壁付けから対面型に変更。フラットにみえるようにギリギリの高さに調節してメラミン素材でカウンターを造作し、コストを抑える工夫をしつつ、空間にぴったりのデザインを叶えることができました。背面にある扉は元々あった食器棚をそのまま活かしています。

居室

リビングと繋がる居室には引き込みタイプのハイドアを設置しました。広く開放することができ、開けておけばリビングの一角として使うことが可能。フレキシブルな使い方ができる便利な間取りです。ハイドアを採用しているので、さらに広々とした空間に感じられます。

脱衣室

洗面室と分けた脱衣室は、お子さまが成長された場合や来客時にもプライバシーに配慮することができるため安心です。洗濯機の上部にポールを設けて洗濯物が干せるスペースにしました。また、稼働棚をたっぷりと配置して衣類や掃除機をしまえる場所を確保しています。

洗面室

独立した洗面室。幅いっぱいの洗面台は広くて使いやすいサイズです。洗面台横には稼働棚を設けて収納スペースを確保。お化粧品やストック品がしまえて便利です。

レストルーム

レストルーム内には、A様支給の手洗い台を設置しました。お客様が設備などをお持ち込みいただいた場合も柔軟に対応いたします。レストルーム内の壁は、一面のクロスを変えてアクセントをつけ、オシャレな雰囲気を演出しています。

廊下

玄関を入ると正面にはリビングに繋がるガラスの引き戸があり、左側にある廊下を通るとレストルーム、洗面室、脱衣室へとつながります。

玄関

玄関の床と框は既存のものを再利用しました。
左手には天井までの高さがある可動棚を設置して大容量の下駄箱を実現。右手の扉の向こうは土間続きの収納スペースを確保し、パントリーに繋がる動線が叶いました。ベビーカーなども置ける広さがあるので便利です。

リフォーム前の課題

キッチンや洗面室の間取り変更をご希望されていたため、水回りや電気を含む生活インフラの配置変更や増設が可能かどうかが懸念事項でした。また、間取り変更に伴う予算と工期内に完工できるかという課題にも対策が必要となりました。

ここを学べ!

事前に入念な打ち合わせを重ねたことで、解体後は迅速に対応することができました。難しい直床のタワーマンションでのキッチンの配置変更もクリアし、工期内に完工することができました。活かせるスペースには本棚や収納を造作することにより、デッドスペースを有効活用し、空間に活かすことができました。

 

一覧へ戻る