- 居室リフォーム
2016/6/14
健康な住まいはきれいな空気から、窓やドアの位置で変わる、風の通り道を設計する。
家の中に風の通り道を上手に確保する事は、
健康な住まいを実現するためのとても大切な要素のひとつです。
窓のプランニングをする時に『対角線上に配置する』事ができればとても理想的で、
窓を開けるとすーっと気持ちよく自然に風が抜けてくれます。
でも思うようにいかない事情があったり、
空気がこもりがちになるお部屋やスペースがあるのが現実ですね。
少しでも風の通りを確保したい時には、通風性のあるドアを採用することも選択肢のひとつです。
ドアを閉めたままでも風の通り道を邪魔しないドアが通風を確保してくれます。
例えばこの様に上部に採光を兼ねたランマ付きタイプのドア。
こちらはフックで開閉することができ、上部に窓があるようなイメージですが、
視線より高い位置にあたりますのでプライバシーも守ることができます。
高い場所ですがフック棒(オプション)で開閉らくらく!
ランマ付きドアの使用イメージ
ルーバー(羽)タイプのドアですと、ドア本体に部分的なルーバー(羽)を
開閉ができるものから周りの框以外の全面を開閉できるものまであります。
部分的に開閉ができるタイプがこちら
こもりがちな区空間やペットや子供部屋にもうってつけです。
こちらはルーバー部分の動きを固定する「チャイルドロック機能」搭載で
指はさみ事故等を起こりにくくする、”安心安全”に配慮した仕様になっています。
ルーバーは上中下、3つのゾーン別に調節できますので、
状況に合わせて視線をコントロールしたり入ってくる光の量の調整も可能です。
どれもプライバシーは確保しつつ、採光や通風を確保できる優れものです。
健康に配慮した住まいのご検討時にはぜひ選択肢のひとつに取り入れてみて下さい。
記事監修:インテリアコーディネーター 大貫愛