2021/2/4

【意外に身近な建築基準法 Vol.2】

こんにちは! 東京でリフォーム専門店を展開しているR2ホームアールツーホーム)です。

さて建築基準法というと、とても難しい感じがしますが、実は意外に身近なんです。一般の方にも多いに関係する建築基準法についてご紹介しているこのシリーズ、今回は「ガラスに網が入っているのはなぜ?」についてお伝えいたします。

ガラスに網が入っているのは、みなさんご覧になったことがあると思います。「割れにくくするため」とお考えの方も多いかもしれませんが、実際には「防火」の意味合いが強いんです。

なぜ割れにくくすると防火につながるのか。それはガラスが火を食い止める役割を果たしているからです。たとえばもし、ガラスがすぐに割れてしまったら・・・。火災が生じた際、簡単に火が燃え広がってしまいます。でもガラスが割れずに残っていれば、多少なりとも延焼を防ぐことにつながります。

都内のほとんどのエリアは建築基準法の「準防火地区」に指定されていて、火災時に火が燃え広がらないよう、網入りの「防火ガラス」の使用を義務づけているのです。

ただ、網は膨張するためガラスにヒビが入る可能性があるほか、見た目に美しいとはいえません。最近では、サッシ自体に熱が加わると窓枠が硬直してガラスを止める構造になっているものや、「網のないガラス」も出てきました。熱割れしてしまった経験がある方や、見た目を重視したい方は、網なしのガラスを選択してみてはいかがでしょう。

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