現在のお住まいに移る際に間取り変更を伴うフルリフォームをなされたY様ご家族。月日が流れてご夫婦の働き方も変わり、お子様方も大きくなったことで再度リフォームをご検討されました。
最寄り駅近くにR2ホームがあることで以前からご認識されており、改めてネットで検索して理解を深めご相談いただき、やり取りがスムーズにできたことでご依頼いただきました。
今回は、以前のリフォームで広く使えるようにした子供部屋を2つに分けることと、ご夫婦の仕事のスペースを確保することを目的としたリフォームになりました。大量にある蔵書を減らさずに埃から守ることも頭に置き、なるべく広さを確保しながらパズルのように間取り配置を考えてご提案させていただきました。
仕上がった空間は狭いと感じることなく、それぞれの用途を満たした空間で、大変ご満足いただける結果となりました。
◆Before・After
2LDKの間取りを3LDK+書庫に変更しました。元々あった書庫の向きを変えて、オープンなファミリーライブラリをWeb会議にも対応できる防音の空間に。お子様方のそれぞれの個室は、元々の子供部屋とリビングの一部を使い2部屋に分け、収納スペースも十分に確保しました。
リビングダイニング
大開口から明るい光がたっぷりと入り込むリビングダイニングです。ダイニングテーブルの隣にあるオープン棚はロールスクリーンを設置して目隠しできる工夫をしました。使いやすさとスッキリとした見た目を担保しています。
LDK
対面型のペニンシュラキッチンは、料理をしながら家族とのコミュニケーションが取れます。リビングの壁の一面を変えることでアクセントになり、空間を引き締める効果があります。
リビング
お手持ちの家具に合わせて、お選びいただいたアクセントクロスが空間を華やかに演出しています。上部に設けた室内窓が隣にある子供部屋に明るさをもたらします。
リビング
リビングとダイニングの間には天井にロールスクリーンを設置して空間を仕切る工夫を施しました。扉を設置すると場所をとるので、スペースの活用としても効果的です。仕事で集中する時や泊り客をもてなす場としても活躍します。
書庫
リフォーム前は、オープンなファミリーライブラリとして存在していましたが、自宅で仕事をすることが増えたために向きを変えて完全に仕切る事ができる空間にしました。防音扉を採用して、家族がいても気にせずに仕事ができます。
書庫とワークスペース
書庫の中には可動棚でPCスペースを設けました。資料となる本を片手に仕事がはかどる空間になっています。程よい籠り感があり集中することができます。
収納スペース
リビングの一角にはロボット掃除機の基地と掃除用具一式が収納できるスペースを設けました。ロボット掃除機は収まりよく、いつでも稼働できるように待機できます。また、掃除用具など使う場所に収納することで、日々の動線がラクになります。
子供部屋1
小さめの窓のみでしたので、室内に明るさを取り込む目的で室内窓を設けました。プライバシーに配慮して曇りガラスをご提案いたしました。窓を開けることで、個室にいながらも家族の気配を感じることもできます。
子供部屋2
広く使えるようにあえて1部屋にしていた子供部屋を、成長に合わせて2部屋に分けました。それぞれの好みに合わせてアクセントクロスで空間を彩っています。
リフォーム前の課題
ご夫婦共にご自宅での在宅勤務が増えたことで、Web会議や電話連絡の際に家族の生活音が気になるようになりました。また、子供部屋をお子様の成長に伴い、2部屋に分けて個室にすることをご希望されました。元々、大きなファミリーライブラリをお持ちでしたが、収納の量は減らしたくないとのご要望があり、それらを限られた空間で叶えることが課題でした。
ここを学べ!
書庫兼Web会議スペースとして仕切られた部屋を設置しました。住まいのほぼ真ん中に位置しますが、防音性のある引き戸を採用することで音の問題はクリアしました。普段のお仕事はリビングダイニングに設けたロールスクリーンで空間を仕切り、スペースを確保。ひとつの空間にいくつもの役割を持たせることで課題に対応しました。