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2023/1/27

リフォームで”トイレ増設”ってできるの?

毎日使うトイレは、私たちの生活に欠かせない設備です。

ライフスタイルの変化に合わせてトイレを増設したいけど、価格や設置場所などが気になっている方は多いのではないでしょうか。

トイレの増設は、今ある間取りを変えるリフォームになりますので、慎重に行わなければなりません。

生活導線をよく考え住みやすいように十分考えられているのが現状の間取りです。現時点で完成しているものに手を加えて住みやすさ向上させるのはとても難しいことなのです。

この記事では、トイレの増設にかかる費用や適切な設置場所はもちろん、リフォーム前に知っておきたい知識やポイントについても解説します。ぜひ参考にしてみてください。

トイレを増設できる場所

基本的に、一般住居内では水回りは集中して配置されていることと思います。例えばトイレ・浴室・洗濯機置き場は隣り合っていますし、キッチンも比較的近くに配置されているのではないでしょうか。

水回りを集中させることで、上下水道の配管をまとめ、建設時の手間を抑えたつくりになっています。ですので、2つ目のトイレもあまり離れた場所には置かない方が手間も金額も抑えることができます。

トイレの最小サイズは0.4坪です。そのため、約1㎡のスペースが確保できればトイレを増設することは可能です。トイレを増設する場所は大きく以下の3つに分けられます。

➀物置など、もともとあるスペースに増設

②部屋などを仕切ってスペースを作り増設

③増築して新たに空間を作り増設

[出典]SFA Japan株式会社 総合カタログ2022-23より

増設の際にお勧め便器・ドア

増設したトイレを快適な空間にするために便器やドアの形式にも配慮しましょう。増設の際にお勧めの便器とドアをご紹介します。

➀便器はコンパクトなタンクレストイレがお勧め

増設の際にはトイレスペースを広く確保できないことも多いかと思います。

そのため、トイレを増設する時にはコンパクトなタンクレストイレをお勧めします。

[出典]株式会社LIXIL 2022住宅トイレカタログ「サティスS」より

②ドアは引き戸か外開き戸がお勧め

増設した狭いトイレに内開き戸を設置してしまうとますますトイレスペースが狭くなってしまいます。

寝室の近くなど音が気になるところに増設する場合は密閉性が高い外開き戸、高齢者のご利用が多くなりそうでしたら開閉しやすい引き戸がお勧めです。

トイレを増設する前に知っておきたい注意点

トイレを増設する際の注意点を紹介します。一緒に見ていきましょう。

➀配管や構造によっては増設が難しい

増設場所によっては、新たなトイレ用の配管の設置が必要です。トイレの配管には一定の傾きが必要なため、工程に床のかさ上げが含まれることもあります。

あらかじめ自宅の設計を業者に見てもらい、設置場所について相談してみましょう。

マンションやアパートなどの集合住宅は給排水管の一部が共有部分に当たるため、個人の希望だけでは施工ができません。増設前には管理規約に目を通しておくことをおすすめします。

②2階やマンションはタンクレストイレの増設が難しい

一戸建ての2階やマンションは水圧が弱いため、タンクレストイレを設置できない可能性が高いです。水道に直結しているタンクレストイレは、強い水圧で洗浄する必要があるからです。

タンクレストイレが設置できるかどうかは、その家の状況によって変わります。増設前に業者に相談してみるのがおすすめです。

③寝室近くの増設は音や臭いに気をつける

「寝室を区切って増設したい」「寝室の押し入れをトイレにしたい」

このようなケースに当てはまる場合、トイレの音や臭いに気をつけましょう。寝ている間、ドアの開け閉めや水を流す音が気になることが予想されます。日中もトイレからの臭いが気になるかもしれません。

トイレの防音・防臭には以下のような対策があります。

1.防音ドアを使う

2.流水音の静かな便器を採用する

3.吸音材の天井にする

4.消臭機能のある便器を採用する

どの対策が適しているかは、トイレの広さや設置場所によって変わります。事前に業者に見てもらい、相談した上で施工してもらいましょう。

④階段横の設置は転落に気をつける

デッドスペースを活用したいと思って階段横に増設するのはいいものの、転落する恐れがあるので要注意です。

高齢者や小さな子供が夜中にトイレに行った際、誤って階段から落ちるリスクが考えられます。

階段の横に設置したい場合、扉の向きや開閉方法、階段との位置関係について業者と相談しておくことが必要です。

出入り口となるドアは、できるだけ階段から距離を置きましょう。また外開きのドアではなく引き戸を選ぶことで、ドアにぶつかって転落するリスクを防ぐことができます。

⑤電気代がかさむ

トイレが2つになると、電気代も余計にかかってしまいます。

トイレを増設した際には、こまめに暖房機能を切るなど節電を心掛けると良いでしょう。

トイレ増設の際のリフォームの相場

費用は50万から100万というのが平均的です。上述しましたが、既存の配管からあまり離れない位置に設置することで費用を抑えることができます。既存の配管につなげやすいか否かで工事費用が大きく変わります。

 

 

トイレの増設費を安く抑える4つのコツ

高額なトイレの増設を安く抑えるコツを4つ紹介します。

①トイレのグレードを落とす

トイレそのもののグレードは増設費に影響します。そのためタンク付きトイレを選ぶだけでも、10〜15万円費用が浮くことが多いです。

機能面や仕様、オプションが気になる方も、まずはタンク付きトイレから探してみるのがおすすめ。タンク付きであっても、コンパクトなデザインや機能性に優れたモデルが販売されています。

②1階 or 既存トイレの真上に増設する

「増設するトイレから給排水管の距離がどれくらいあるか」も増設費を左右します。2階ではなく1階に設置すると、距離が短くなるため費用はかさみません。

2階に設置したい場合は、1階のトイレの真上がおすすめです。給排水管の延長工事を最低限で済ませることができます。

③補助金・減税制度を活用する

トイレの増設で利用できる補助金・減税制度には以下があります。

1.介護保険による住宅改修費

2.自治体の補助金・助成金制度

3.リフォーム減税

介護を理由にトイレを増設する場合、介護保険を利用できる可能性があります。

​​要支援、または要介護認定を受けた被保険者が居住している住宅を対象に、20万円の上限のもと費用の7〜9割が支給されます。

対象となる工事内容はあらかじめ決まっているため、事前にケアマネージャー(介護支援専門員)に相談してみるとよいでしょう。

[出典]TOTO株式会社 福祉機器カタログ「ベッドサイド水洗トイレ」より

地方自治体でも、トイレの増設が対象となる補助金・助成金制度を用意している場合があります。自治体によって支給額や条件は異なるため、工事前に自治体の窓口で詳細を確認してみましょう。

トイレの増設・増築もリフォーム減税の対象となる可能性があります。確定申告をすると、所得税もしくは固定資産税が減額されます。条件に合うかどうかは、お住まいの地域の税務署や資産税課などに問い合わせてみてくださいね。

トイレ増設工事にかかる日数

トイレの増設工事にかかる日数は、5~7日が目安です。以下の場合は、工期が1週間以上かかります。

1.増築してトイレを増設する場合

2.部屋の間取りを変更してトイレを増設する場合

3.給排水管の距離が長い場合

まとめ

トイレを増設する際は、給排水管の位置が大きなポイントになります。給排水管の位置によっては希望の場所に増設できない可能性もあります。一度リフォーム業者に確認してもらいましょう。

トイレの増設は設置する位置を考えるのがとても難しいですが、成功すれば利便性は格段にあがります。ぜひ満足のいくトイレの増設をしてください。

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