• その他リフォーム
2019/2/26

お部屋の給気口は閉めても大丈夫?

 マンション、戸建てにかかわらず各部屋に『給気口』がありますよね?

春は花粉が気になる、夏は冷房効率が悪くなる、秋も花粉が気になる、冬は外の冷気が入ってくる・・・。などなどあまり良いイメージが無いように感じます。しかし、ちゃんとした理由があって設置してあるのです!

最近の住宅は、「高断熱」「高気密」が主流となってきています。

ただ、断熱・気密性が高くなると塗料や家具等の化学物質から「シックハウス症候群」やアレルギーなどの多くの健康被害と、水蒸気等の湿気がこもり結露を起こしてしまう場合があります。また、石油ファンヒーターで暖房を行う際は、一酸化炭素などの有害物質も発生します。

そこで、換気を良くし、健康被害や結露を予防するために設置されたのが「24時間換気」と「給気口」です!24時間換気扇を回しておくことにより、約2時間でお部屋の空気が全て入れ替わるように設計されています。

問題は、この空気が入れ替わるということ。外から空気が入ってきます。そう『給気口』から空気が入ってきます。そこで気になるのが冒頭の良くないイメージ。

でも安心してください給気口からは、冬の温かい空気が逃げる割合は全体の15%、

夏の外からの熱の侵入は全体の6%なのです!

実は窓からの方が断然割合は多いのです。(冬:56%、夏:73%)

ただ心配なのは、花粉やほこり。こればかりは防げないのでは?

いえいえ、大丈夫です!実は給気口のフィルターは進化しています。

様々な種類のフィルターがあるので、ご自宅の状況にあった商品をお取り付けすることをお勧めします。

お部屋の空気を入れ替えていつでもきれいな環境で過ごしたいですね!

記事監修:二級建築士 越川一人

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