20 年後も住み続けたい 生活 動線 を意識したリフォーム
2001年に2階建ての建売新築を購入したS様ご夫婦。入居してから20年経ったことをきっかけに、さらに20年住める家にしたいとリフォームを検討されました。当初は寝室とリビングを異なる階に設ける予定でしたが、共働きで忙しいお二人の日々の生活動線を考慮して、2つの部屋をワンフロアに納められるようにリフォームしました。また、飼われている犬に脱臼癖があったため、床材を滑りにくい天然木材に変えました。
生活をする上でストレスを感じない生活動線を組めるように、またベイスターズファンのお二人が好きな青を部屋に取り込めるように工夫しました。ライフスタイルから趣味など、ありとあらゆる情報を提供していただいたこともあり、施工主様の理想に近いリフォームを行うことができました。
◆ここを学べ!(150~250W)
S様はリフォーム前に使用されていた家具で残したいものは事前に決めていたため、図面を引く段階で、各部屋に必要な広さを把握することができました。また、新しい家具を購入される場合も施行中の段階で決めてくださいました。多くのお客様は家が出来上がってから家具を購入されますが、そうすると家に家具が入らなかったり、注文してから家具が届くまでに時間がかかったりするため、家が出来上がる前の購入をおすすめしています。
◆リフォーム前の課題(150~250W)
飼われている犬がリフォーム前のフローリングだと脱臼してしまっていたことや、物を収納するために家具を多く使用していたことが課題でした。年を重ねながら今後20年間住む家として、施工主様の生活動線を見直し、よりスムーズに生活できるかつ、リラックスできる空間に仕上げることを目標にしてリフォームを行いました。
◆Before・After(120~150W)
生活動線を大事にされていたため、生活する上で面倒な動作をしなくて良いような構造に仕上げました。また好きな色を家に取り入れたいなど希望が明確だったため、ご希望とリアリティのバランスがうまく取れるように提案させていただきました。多くの箇所に好きな色を取り入れたいという希望も合ったため、派手になりすぎないように他の色を混ぜながらうまく配色しました。
◆データ
- 築 年 数:2000年頃
- 構 造:在来軸組構造
- 工 期:2ヶ月
- 工事面積:47.09㎡
- 工事費用:895万円
Photogallery
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リビング
壁側にあったキッチンをリビングの反対側に移動させて対面キッチンを置くことで、広々とした空間になりました。リフォーム中に決めていただいたソファやテーブルがちゃんとリビングに設置でき、かつスペースに余裕ができるように微調整しながら施工を行いました。
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寝室
青色と和が好きな施工主様らしい部屋になるように、壁には紺を採用しました。和モダンなテイストに仕上げるために、半畳の畳をご提案。ブラインドは和の印象を崩さず、さらに冬は部屋の暖かさを保てるようにハニカムスクリーンを採用しました。仏壇が納まる納戸を作り、リビングから見えないようにも配慮しました。
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浴槽
いつも湯船に浸かりながら本を読んでリラックスされるという施工主様のご希望で、TOTOの肩湯システムを設置しました。通常の湯船に比べて体が温まるのが早く、肩こりにも良い影響がでたと感想をいただいています。
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洗面所
リフォーム前からドラム式の洗濯機を設置することが決まっていたため、ドラムの扉の開け閉めがしやすい設計にしました。トイレと洗面所を分けてしまうと全体的に空間が狭くなってしまうため、洗面室一体型トイレを採用。洗面台にウォールシェルフを設置することで、日常に使うものは取り出しやすくしています。
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フローリング
リフォーム前は犬が足を脱臼してしまっていたため、脱臼しにくいように研究された朝日ウッドの天然素材でできたフローリングに変更しました。結果、全く脱臼しなくなったとのことです。色味も天然木材で落ち着きがあり、部屋をおしゃれにしてくれます。
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キッチン
キッチンの配置を移動し、対面キッチンを採用したことで部屋に開放感ができました。さらに窓の横にキッチンを設置したため、より換気しやすくなりました。旦那様も料理をするため高さ90cmのシステムキッチンを選び、体への負担を軽減しています。
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リビング収納棚
テレビを掛けている壁の後ろにある空間に、隠れ収納棚を設置しました。リビングからは棚の中が見えない構造にして、犬の餌や道具、消耗品など隠しておきたい物を収納できるようになりました。扉をあえてつけなかったため、物が取り出しやすくなっています。
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カウンター
短時間で食事を取ったり、リモートワークができるスペースを確保するためにカウンターを設置しました。カウンター用の椅子と、リビングに設置されたソファの間がせせこましくならないように、システムキッチンとカウンターの間の仕切りを極力薄くし、部屋の広さを保ちました。
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