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これまでの食洗機の煩わしさを解消!フロントオープン食洗機の実態
従来の食洗機では食器が入りきらない、下の食器を取り出しにくい、結局フライパンは手洗いしている。
このような煩わしさを解消する設備として、最近ではフロントオープン食洗機が注目されています。
海外メーカー中心だった選択肢も広がり、現在はパナソニックやリンナイなどの国内メーカーからも販売されており、今回はフロントオープン食洗機を特集する形で解説していきます。
それでは、まず今回の記事の要点から見ていきましょう。
・フロントオープン食洗機は、扉を前に倒してカゴを引き出す大容量タイプです
・食器だけでなく、鍋やフライパンまでまとめて洗いやすい点が大きな魅力です
・国内メーカーの参入により、乾燥機能や修理対応を重視した選択肢も増えています
・容量だけで決めず、設置寸法や動作姿勢、洗い方との相性を確認しましょう
フロントオープン食洗機とは?
フロントオープン食洗機とは、一般的に扉を手前に倒し、庫内のカゴを水平に引き出して食器を出し入れするタイプのビルトイン型の食洗機を指します。
これまで国内のシステムキッチンでは、引き出して食器をセットする「スライドオープン式」が主流でした。
一方、フロントオープン式はミーレやボッシュなどの海外メーカーが広く知られており、大容量でデザイン性も高く、キッチンにこだわる方を中心に選ばれてきました。
しかし最近ではパナソニックが幅45cm・60cm、リンナイが幅45cmのフロントオープン食洗機を展開しています。
大型食洗機は海外製という印象がありましたが、国内メーカーも含めて比較しやすくなりました。
国内メーカーのフロントオープン食洗機
出典:Panasonic
ビルトイン式のフロントオープン食洗機を扱っている主な会社として、パナソニックとリンナイをピックアップして簡単に紹介します。
パナソニックの幅45cmタイプは3段カゴを備え、約9人分の食器を収納できます。
幅60cmタイプは約12人分に対応し、食器と調理器具の1日分をまとめて洗える容量です。
▶パナソニック「フロントオープンタイプ」
ただ、60cmタイプはキッチンとの相性がありますので、従来のキッチンから食洗機だけを入れ替える、という方法は難しい可能性が高いです。
一方ガス機器を中心に販売しているリンナイは、幅45cmタイプは庫内容量66Lで、56点、約8人分の食器を収納できます。
上下のカゴを別々に引き出せるため、洗い忘れた食器も追加しやすい構造です。
▶リンナイ「フロントオープン食洗機」
従来の引き出し式とは何が違う?
フロントオープン式と引き出し式の違いは、扉の開き方だけではありません。
庫内の使い方、食器の入れやすさ、動作姿勢などにも違いがあります。
大容量で「結局手洗い」を減らせる
従来の引き出し式では、食器を重ねるようにセットします。
深型であっても、入れ方によっては下に置いた食器が見えにくく、途中で大きな皿を追加しにくいことがあります。
また、食器を入れると鍋やフライパンのスペースが残らず、調理器具だけは手洗いするケースも少なくありません。
フロントオープン式は、複数段のカゴを個別に引き出せます。
大皿、茶碗、コップ、カトラリー、調理器具などを段ごとに整理しやすく、庫内の高さと奥行きを活用できます。
食洗機の便利さは、食器の収納点数だけでは必ずしも判断できず、「手洗いとして残る物をどれだけ減らせるか」が、家事時間を左右する重要なポイントです。
洗浄力は容量よりも食器の配置が重要
食洗機は、回転ノズルから噴射される高温の洗浄水を食器に当てて汚れを落とします。
そのため、大容量であっても食器を詰め込みすぎたり、皿同士が重なったりすると、水流が届きにくくなります。
フロントオープン式は食器を分散して配置しやすい一方、大きな鍋などがノズルの回転を妨げないように注意が必要です。
海外製と国内製では、乾燥方法にも違いがあります。
海外製は洗浄時の余熱や自然乾燥を活用する製品が多く、国内製はヒーター乾燥や乾燥後の保管機能を備えた製品が多く見られます。
海外製か国内製かだけで決めず、洗浄コース、乾燥方法、フィルターのお手入れ、専用洗剤やリンス剤の必要性まで比較しましょう。
フロントオープン式にも注意点がある
フロントオープン式は便利ですが、すべての家庭に適しているわけではありません。
下段へ食器を入れる際は、引き出し式よりも深くかがむ動作が必要です。
腰への負担が気になる方や、少量の食器をその都度洗いたい方には、引き出し式の方が使いやすいこともあります。
また、扉を手前に大きく開くため、通路幅にも注意が必要です。
扉を開いた状態で家族が後ろを通れるか、冷蔵庫や収納扉と干渉しないかを確認しましょう。
リフォームで既存の食洗機から交換する場合は、本体の幅だけでなく、キッチンの奥行き、給排水経路、電源、床からの配管立ち上がりなども確認します。
さらに既存の引き出し式を外せば、そのままフロントオープン式を入れられるとは限りません。
キャビネットの撤去や配管移設、扉面材の調整が必要になることもあるため、現地調査が重要です。
アールツーホームのフロントオープン食洗機導入事例
アールツーホームでは、キッチンの見た目だけでなく、料理や片付けの方法まで伺いながら食洗機をご提案しています。
ホテルのような空間でゆったりと寛ぎながら 愛猫と共に暮らしやすさも叶えた住まい
出典:アールツーホーム
一つ目は、ブラックで統一したスタイリッシュなキッチンに、ミーレのフロントオープン食洗機を組み合わせた事例です。
食洗機の扉や周囲の面材まで色調を合わせ、機器だけが目立たない一体感のあるデザインに仕上げました。
今回はリフォームだけでなく、インテリアとのトータルコーディネートのご提案もさせていただき、建材と家具や照明との調和も考慮しながら進めていきました。
また、インテリア選びなどもご一緒させていただき、実際に見ながら選んだことで間違いのない納得のいく空間に仕上がりました。
ワンルームが叶えた開放感あふれる大空間。 ホテルライクで快適な住まい
出典:アールツーホーム
2つ目は、狭さを感じていたI型キッチンをL型へ変更した事例です。
作業台を広げるとともに、大容量のフロントオープン食洗機を採用しました。
調理する場所と片付ける場所を整理し、食器や調理器具をスムーズに収納できる計画としています。
食洗機を選ぶ際は、容量だけでなく、シンクから食洗機までの距離、食器棚への収納動線、ゴミ箱の位置も重要です。
食器を「洗う・乾かす・戻す」という一連の動作で考えると、毎日の負担をより減らせます。
まとめ
フロントオープン食洗機は、大量の食器や調理器具をまとめて洗いやすく、「食洗機を使っても手洗いが残る」という煩わしさを減らせる設備です。
一方で、かがむ動作や扉を開くスペース、給排水・電源などの設置条件も確認しなければなりません。
家族の人数だけではなく、料理の頻度、使う食器の種類、まとめ洗いをするかどうかまで考えて選ぶことが大切です。
アールツーホームでは、キッチン、収納、配線、動線など複数の視点から、お客様の暮らしに合った設備をご提案しています。
海外製・国内製を含めて比較し、キッチン全体のデザインや使い勝手まで計画できますので、食洗機を取り入れたキッチンリフォームをご検討の方はお気軽にご相談ください。
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