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外壁カバー工法で後悔・失敗することは多い?外壁カバー工法のメリット・デメリットについても解説!
目次
住まいの外まわりが古くなってきたなと感じたとき、気になるのが「外壁のリフォーム」ではないでしょうか。
なかでも最近注目されているのが、今ある外壁の上から新しい素材をかぶせて仕上げる「外壁カバー工法」です。
見た目がきれいになるだけでなく、住まいの断熱性や耐久性も高まるといわれていますが、なかには「やって後悔した」という声があるのも事実です。
これから外壁リフォームを考えている方に向けて、本記事では外壁カバー工法の基本から、後悔や失敗を避けるポイントまでわかりやすく解説します。
東京23区での外壁カバー工法に関するご相談は、アールツーホームへお気軽にお問い合わせください!
そもそも外壁カバー工法とは何?
外壁カバー工法とは、今ある外壁材を取り外さずに、その上から新しい外壁材をかぶせて仕上げるリフォームの方法です。
従来のように壁をすべて壊して張り替える必要がないため、費用や工期をおさえやすいことから、多くのご家庭で選ばれています。
外壁カバー工法の最大の特徴は、もともとの外壁をそのまま残した状態で、新しい外壁材を上から取りつけるところです。
これにより撤去や廃材処分といった手間が減るだけでなく、工事期間もぐっと短くなるのが魅力です。
とくに住みながらのリフォームには相性がよく、騒音やほこりのストレスも比較的少なくすみます。
選ぶ素材やカラーによって、よりモダンな印象にも、落ち着いた和風の雰囲気にも仕上がりますので、お好みに合わせたデザインを楽しめるでしょう。
外壁カバー工法で後悔・失敗することは多い?
見た目が美しくなり、手間もかからない外壁カバー工法は、多くのご家庭で選ばれる人気のリフォーム方法です。
しかし便利な半面、注意すべきポイントを見落としてしまうと「こんなはずじゃなかった」と感じることもあるようです。
後悔のないリフォームを目指すために、よくある失敗例やその原因について確認しておきましょう。
内部結露のリスクに注意
外壁カバー工法では、新しい外壁材と既存の外壁とのあいだに、すきまをもうける「通気層」が重要な役割を果たします。
この通気層がしっかり確保されていないと、外気との温度差で水分がたまりやすくなり、結露が発生することがあります。
結露は目に見えない場所でじわじわと進み、下地の木材や断熱材を傷めてしまうことにもつながります。
とくに築年数のたった家では、この点をしっかり見きわめることが大切です。
下地の状態を確認せずに施工するとトラブルに
既存の外壁をそのまま活かすこの工法では、下地材の劣化を見逃してしまうことがあります。
表面上は問題がなく見えても、長年の雨風にさらされて内部が傷んでいるケースは少なくありません。
もしも劣化した状態のまま外壁材を重ねてしまえば、せっかくのリフォームも長く持たず、数年後に再び手直しが必要になるおそれがあります。
外からは見えにくい部分こそ、専門の調査をしっかり受けてから進めるのが安心でしょう。
耐震性が下がることもある
見落としがちなのが「建物の重さ」に関する問題です。
外壁カバー工法では、新しい素材を重ねることで全体の重量が増すことになります。
軽量な金属サイディングであっても、長年の積み重ねを考えると、建物への負担が完全にゼロとはいえません。
とくに築年数が古く耐震性に不安のある家では、構造への影響も視野に入れたうえで、慎重に検討することが求められます。
外壁カバー工法のメリット3つ
外壁カバー工法には、ほかのリフォーム方法にはない魅力がたくさんあります。
とくに住みながら工事を進めやすい点や、仕上がりの美しさなど、多くの方がそのメリットを実感しています。
ここでは代表的な3つの利点について、わかりやすくご紹介していきます。
工期が短く、住まいながらでも進めやすい
外壁カバー工法では、既存の外壁をはがす必要がないため、全体の工事期間をぐっと短くできます。
通常の張り替え工事では、大きな音や粉じんが発生し、住んでいる方のストレスになることもありますが、この工法ではそういった負担が軽くなります。
住まいながらでも工事を続けやすく、生活への影響を最小限におさえられるのが安心ですね。
また壁材の撤去や廃材の処分がほとんど発生しないため、そのぶん費用もおさえやすくなります。
これからリフォーム費用が気になる方にとっては、大きなメリットといえるでしょう。
デザインの幅が広がり、印象が一新される
外壁カバー工法のもうひとつの魅力は、新しい外壁材によって住まいの印象ががらりと変えられるところです。
さまざまな素材やカラー、質感から選べるため、ナチュラルな風合いからモダンなデザインまで、理想に近い外観を実現できます。
また劣化や色あせが気になっていた外観も、新しい壁材でしっかりカバーされるので、まるで新築のような仕上がりになります。
建物全体の美しさが戻ることで、住む人の気持ちも明るくなり、愛着もより深まっていくでしょう。
断熱性・遮音性が高まり、住みごこちがよくなる
外壁が二重になることで、外気との温度差や音をやわらげる効果も期待できます。
とくに金属系サイディングなどは、断熱材と一体になった構造になっていることが多く、夏の暑さや冬の寒さをやわらげるのに役立ちます。
さらに外からの騒音が伝わりにくくなるため、室内の静けさも保ちやすくなります。
こうした断熱性や遮音性の向上は、日々の暮らしにじんわりと効いてくるものです。
快適な住まいを保ちたい方にとって、大きな安心材料になるでしょう。
外壁カバー工法のデメリット2つ
手軽で魅力の多い外壁カバー工法ですが、どんな方法にも注意点はつきものです。
リフォームのあとに「想像と違う」と感じないように、あらかじめ知っておきたいデメリットについても解説します。
下地の状態を直接確認できない不安
外壁カバー工法の最大の特徴は、既存の外壁を残したまま工事が進む点にありますが、それは同時に「中の状態が見えない」ということでもあります。
とくに築年数が長い建物では、外から見えない部分に劣化や腐食があることも少なくありません。
見た目に問題がなかったとしても、実際には下地材が雨水などで傷んでいたというケースもあるため、十分な調査が欠かせません。
もしもそのまま施工してしまうと、新しい外壁材で包んだあとに内部から不具合が起こるおそれもあるのです。
このようなトラブルを防ぐには、事前の点検をていねいに行い、必要があれば補修をしてから進めることが大切です。
建物が重くなり、耐震性への影響がある場合も
もうひとつ気をつけたいのは、外壁を重ねることで建物の「重さ」が増してしまう点です。
とくに木造住宅や築年数の古い家では、もとの構造が今の耐震基準に合っていないこともあります。
そこにさらに新しい壁材をかぶせるとなると、建物にかかる負担が大きくなる可能性があります。
もちろん近年のサイディング材は軽量なものが増えており、影響は小さい場合もありますが、家全体のバランスや地盤の状況などによっては、耐震性にかかわることもあります。
長く安心して暮らすためには、構造面にもきちんと配慮しながら、リフォームの計画を立てることが大切です。
外壁カバー工法で後悔・失敗しないためには一体どうすればいい?
せっかくのリフォームで後悔するのは、できれば避けたいものです。
ここでは失敗を防ぐために押さえておきたいポイントについて、詳しく見ていきましょう。
信頼できる業者を選ぶことが何よりも大切
外壁リフォームの成否を分けるのは、「誰にお願いするか」です。
とくに外壁カバー工法は、見えない部分の施工が多く、しっかりとした調査や適切な判断が求められる工事です。
そのため実績のある業者や、丁寧に説明してくれる担当者に出会えるかどうかが、安心できるリフォームへの第一歩になります。
口コミや評判だけでなく、施工事例や資格の有無、アフターフォローの体制などもチェックしておくとよいでしょう。
建物の状態を正確に把握しておく
外壁カバー工法は、表面だけでなく建物全体のバランスを見ながら判断する必要があります。
とくに下地の劣化や湿気のたまりやすさなど、外からは見えにくい部分こそ注意が必要です。
事前にしっかりと建物診断を受けておけば、どのような工法が合っているのかが明確になり、必要な補修も同時に検討できます。
急いで決めるよりも、調査にじっくり時間をかけたほうが、後悔のない選択につながります。
通気性と軽量性を意識した素材選びも重要
新しく使う外壁材には、さまざまな種類があります。
できるだけ軽くて、通気性が確保しやすい素材を選ぶことで、建物への負担をおさえながら、内部結露のリスクも減らせます。
また断熱性や防音性の高さにも注目し、将来的な快適さまで見すえた素材選びをしておくと、より満足度の高い仕上がりが期待できるでしょう。
【まとめ】東京23区の外壁カバー工法に関することは、お気軽にアールツーホームへご相談ください!
今回は「外壁カバー工法の基本やよくある失敗例、メリット・デメリット、後悔しないためのポイント」について詳しく解説しました。
外壁カバー工法は、住まいの見た目や快適性を高める便利な方法です。
しかし建物の状態や素材選び、業者の技術力によって仕上がりに差が出る工法でもあります。
アールツーホーム(R2HOME)では、東京23区に根ざした豊富な施工実績と、確かな診断力・ご提案力で、お客さまの理想に寄り添った外壁リフォームを行っています。
まずはお気軽にご相談いただき、住まいに合った最適なプランをご一緒に考えてみませんか。
東京23区での外壁カバー工法に関するご相談は、アールツーホームへお気軽にお問い合わせください!