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実家のリフォームでローンは活用できる?リフォームローンを組む時の最大の注意点!
目次
実家のリフォームを考える際、資金の確保は大きな課題の一つです。
特に親が高齢でリフォーム費用を負担するのが難しい場合、子どもが援助することもあるでしょう。
その際にリフォームローンを活用できるかどうかを知っておくことはとても重要です。
しかしローンを利用するにはいくつかの条件があり、場合によっては贈与税の対象になることもあるため、慎重に検討する必要があります。
この記事では「実家のリフォームでローンを活用する方法や注意点」について詳しく解説します。
親名義の実家をリフォームする際の税金の問題や、ローンを組む際に気をつけるべきポイントについても紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
実家のリフォームローンに関するご相談は、アールツーホームへお気軽にお問い合わせください!
実家のリフォームでローンは活用できる?
実家のリフォームを行う際にローンを活用できるかどうかは、物件の名義やローン契約者の条件によって異なります。
特に親名義の家を子どもがローンを組んでリフォームする場合、金融機関の審査に通るのが難しくなるケースがあるため、事前にしっかりと確認することが大切です。
親がリフォームローンを組む場合
親がリフォームローンを組む場合、一般的にローン審査では年齢や収入、返済能力がチェックされます。
高齢の親がローンを申し込む場合は完済時の年齢に制限があるため、借入できる金額が少なくなったり、返済期間が短く設定されたりすることが多いです。
健康状態によっては団体信用生命保険への加入が難しくなるケースもあります。
親自身がローンを組む場合は、どのような条件が適用されるのかを事前に金融機関に確認することが重要です。
親のローン審査が厳しい場合はどうすればいい?
親がすでに年金暮らしなどでローン審査が厳しい場合、いくつかの代替案があります。
1つ目は「親子リレーローン」を利用する方法です。
これは親がローンを契約し、返済の途中で子どもに名義を引き継ぐことができる仕組みです。
親の借入期間を長く確保できるため、返済計画を立てやすくなるメリットがあります。
2つ目は子どもが資金を準備する方法です。
例えば子どもが無担保型のリフォームローンを利用する方法や、親が借入を行って子どもが実際の返済を負担する方法などが考えられます。
ただし後者の場合、子どもが親へ支払う資金が「贈与」とみなされる可能性があるため、契約書を作成して税務上の問題を回避する工夫が必要です。
子どもがリフォームローンを組む場合
親名義の家を子どもがリフォームする際、子どもが直接リフォームローンを組むことは基本的に難しいです。
多くの金融機関ではローンを組む本人がリフォームする物件の名義人であることを条件にしているため、所有権がない状態では審査に通らないことがほとんどです。
ただし一部の金融機関では、例外的に親名義の家のリフォーム費用として子どもがローンを組めるケースもあります。
その場合は保証人の設定や担保の提供が求められることがあるため、審査のハードルは高くなります。
子どもがローンを組むにはどうすればいい?
こうした状況を踏まえ、子どもがリフォームローンを組む方法としてはいくつかの選択肢があります。
1つ目は「親子ローン」を活用することです。
これは子どもがローンの契約者となり、親が連帯保証人となることで審査を通りやすくする仕組みです。
親が高齢の場合は連帯保証人として認められない可能性があるため、事前に金融機関に確認することが大切です。
2つ目は「フリーローン」や「カードローン」を利用することです。
リフォーム専用ローンよりも金利は高めですが、比較的審査が通りやすく、親の名義変更なしで資金調達が可能です。
フリーローンやカードローンは返済負担が大きくなるため、十分な計画を立てた上で利用することが重要です。
無担保型と有担保型のリフォームローンの違い
リフォームローンには「無担保型」と「有担保型」の2種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
無担保型のローンは担保を必要としないため比較的審査が通りやすいですが、借入可能な金額が少なく、金利が高めに設定されています。
有担保型のローンは自宅を担保にすることで低金利でまとまった資金を借りられるため、大規模なリフォームにも対応しやすくなります。
ただし、万が一返済が滞った場合には、担保として設定した家を失うリスクがある点に注意が必要です。
親名義の実家リフォーム資金を子どもが負担する場合は、子どもから親への贈与で贈与税の課税対象になることもある!
親名義の実家を子どもが自費でリフォームする場合、その費用が贈与とみなされ、贈与税の課税対象になる可能性があります。
リフォームの規模が大きくなると税金の負担も増えるため、事前に税制の仕組みを理解しておくことが大切です。
贈与税が発生するケースとは?
贈与税は年間110万円を超える財産の贈与に対して課税される制度です。
たとえば、子どもが親名義の家のリフォーム費用として500万円を負担した場合、基礎控除額の110万円を超えた390万円が贈与税の課税対象となります。
税率は金額によって異なりますが、数十万円以上の税額が発生することもあり、思わぬ負担になることがあります。
特に親と同居している場合でも、子どもがリフォーム費用を全額負担すると贈与とみなされるケースがあるため注意が必要です。
税務署の判断基準としては「リフォーム後の家の名義が変わらない」「親の資産価値が向上する」といった点が挙げられます。
つまりリフォームを行ったことで親の財産が増えたと判断されると、贈与税の対象になる可能性が高くなります。
贈与税を回避する方法
贈与税の課税を避けるためには、いくつかの方法があります。
1. リフォーム前に実家の名義を親から子どもへ変更する
1つ目の方法は、リフォーム前に実家の名義を親から子どもへ変更することです。
こうすることで子ども自身の所有物件としてリフォームできるため、贈与税の問題を回避できます。
ただし不動産の名義変更には不動産取得税や登録免許税がかかるため、事前にコストを計算しておく必要があります。
2. 「住宅取得等資金の贈与の特例」を活用する
親が子どもに資金を提供する場合、一定の条件を満たせば最大1,000万円まで非課税になる特例があります。
この制度を利用することで、贈与税の負担を大幅に軽減できます。
ただし住宅の省エネ性能や耐震基準などの条件を満たす必要があるため、事前に確認が必要です。
3. 親から子への「貸付」として処理する
親が子どもにリフォーム資金を提供する場合、正式な貸借契約を結び、子どもが毎月親に返済を行う形にすることで贈与ではなく貸付とみなされる可能性があります。
この場合は契約書を作成し、市場の金利水準に基づいた利息を設定することが重要です。
利息を設定しない場合、税務署から「実質的に贈与とみなされる」として課税されることがあるため、注意が必要です。
実家リフォームでローンを組む時の最大の注意点!
実家のリフォームでローンを組む際、最も注意すべき点は物件の名義人とローン契約者の一致です。
多くの金融機関ではローン契約者がリフォームする家の所有者であることを条件にしており、親名義の家を子どもがローンを組んでリフォームするのは難しいケースがほとんどです。
そのためリフォーム前に名義変更を行うか、親自身がローンを組む必要があります。
リフォームの規模に応じて、適切なローンを選ぶことも重要なポイントです。
リフォームローンには主に無担保型と有担保型がありますが、どちらを選ぶべきかはリフォームの内容によって異なります。
小規模リフォーム(〜500万円)の場合
壁紙の張り替え、フローリングの張り替え、キッチンや浴室のリフォームなど、比較的少額のリフォームなら無担保型のリフォームローンで対応できます。
無担保型は審査が比較的緩く、手続きもシンプルですが、金利は4〜8%程度と高めに設定されています。
大規模リフォーム(500万円以上)の場合
増築、耐震補強、断熱工事など、大規模なリフォームをする場合は、有担保型のローンを利用すると金利を低く抑えられます。
有担保型のリフォームローンは金利が1〜3%程度と低いですが、金融機関が自宅に抵当権を設定するため、審査が厳しくなるというデメリットもあります。
リフォームの規模や返済計画をしっかり考慮し、無理のない範囲で最適なローンを選択することが大切です。
【まとめ】実家リフォームでローンを検討中の方は、お気軽にアールツーホーム(R2HOME)へご相談ください!
本記事では、「実家のリフォームでローンを活用する方法や注意点」について詳しく解説しました。
リフォームローンは、物件の名義や契約者の条件によって利用できるかどうかが変わるため、事前にしっかりと確認することが大切です。
子どもが親名義の家をリフォームする場合、贈与税の対象になる可能性があるため、資金の出し方にも注意が必要です。
アールツーホーム(R2HOME)では、お客様の状況に合わせた最適なリフォームプランをご提案し、資金計画のご相談にも対応しています。
リフォームローンの活用方法や、税制の注意点についても丁寧にご案内いたします。実家のリフォームを検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
実家のリフォームローンに関するご相談は、アールツーホームへお気軽にお問い合わせください!