白を基調に生活感を排除したLDK 昼は外光を取り込み開放的に、夜は間接照明でホテルライクに

品川区大崎Y様邸

Data
  • マンション
    • 築年数:9年
    • 構造:SRC造
    • 工期:2カ月
    • 工事面積:約65㎡
    • 工事費用:約610万円

はじめは新築物件を中心に探していたというY様ご夫婦。しかし予算内で立地や広さなど希望をすべて叶えてくれる物件はなかなか見つかりません。中古物件も含めて探し始めたところ、都心で駅からも近い便利な場所にこの物件を見つけました。広さは十分ですが、難点は外光が届きづらく暗い感じがするLDKと好みではないダークブラウンを基調としたインテリア。ですがリフォームを前提にすれば問題はすべて解消できます。結果、白を基調にした広々LDKの希望の新居になりました。

LDK

壁を取り払って、南面をめいっぱい使いLDKに。光も風もたっぷり入ってきます。
大理石調の床、壁と天井はすべて白、キッチンや家具もすべて白を基調に統一して、明るく開放的な空間になりました。

キッチン&ダイニング

キッチンユニットもインテリアの一部と考えて、真っ白のアイランド型を配置しました。
収納は背面に揃えて、吊り戸棚など空間の邪魔になる物は設置せず広々と。ダイニングテーブルの赤いクロスが映えます。

キッチン

キッチンの一部に構造上取り除くことのできない柱がありました。通常サイズの奥行きのある収納は取りつけられないため壁にする予定でしたが、
それも味気ないとオープンシェルフにすることをご提案。お酒を並べるのにちょうどいいスペースになりました。

リビング

折り上げ天井と間接照明、調光できるダウンライトで、ホテルライクな空間を演出。
造りつけのテレビ台は、床から少し浮かせることで空間の広がりが感じられる効果があります。テレビ台壁側にも間接照明を入れました。

リビングの一角にある書斎スペース

普段は扉を開け放ってリビングの一部として広々と、集中したいときは扉を閉めて個室として使える、ご主人専用の書斎コーナーです。
扉を透過性のあるアクリル素材にしたことで、締め切ったときもリビングの明かりが届き、圧迫感がありません。

リビング&書斎

書斎の壁は最小限で、アクリル扉は吊りタイプで床にレールがなく、また開口部を天井まで広く取ってあるので、開け放つとリビングと一体になります。
扉を閉めても、透過性のある扉なので、壁のような威圧感がありません。使い方をいろいろと工夫できそうな、プラスアルファの空間です。

セカンドリビング

メインのリビングとは別に、玄関のわきにセカンドリビングを用意しました。現在は主に奥様が仕事や趣味の部屋として使っています。
ゲストルームとしても使えるでしょうし、クローゼットを後から付けられる構造にしてあるので、いずれは子ども部屋にすることも可能です。

ベッドルーム

ベッドルームは間取りはそのままに、壁紙とカーペットを新しくしました。こだわりは、この部屋だけは床をカーペットにしたこと。
朝目覚めて、素足を床に下ろしたとき、この厚手のカーペットはふんわりと温かく心地よい肌触りです。

廊下

玄関からLDKへと続く廊下もリビングと同じ大理石調の床にして、扉を開けたときの一体感を大切にしました。
築8年と築浅物件だったので、扉など建具はきれいで問題なく使えるものばかり。そこで表面にシートを貼って新しく取りつけた建具と色味を揃え、統一感を出しました。

リフォーム前の課題

LDKの位置が悪くキッチンが暗かったので、間取りを変更して明るく開放的なLDKにすること。生活感を排除した、ホテルライクな高級感のあるインテリアにすること。

ここを学べ!

まだ築8年の高級マンションだったので風呂やトイレ、一部の建具など使えるものはそのまま使用。しかしキッチンは位置を変えたかったので思い切って取り替えることに。重視したいところに予算を振り分け、それ以外のところでコストダウンを。

Beforecase3_03
Aftercase3_06

生活の中心となるLDKを南側の窓に面した開放感のある位置に決め、これを中心にその他のスペースを決めていきました。

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